齋藤学 : 海外移籍か残留か、我々は見守ることしかできない (藤井雅彦) -1,518文字-
すでにスポーツ新聞各紙で取り上げられているように、ドイツ1部・ヴォルフスブルクが齋藤学(23)の獲得に乗り出している。かつてJリーグで活躍し、その後はJクラブの監督を務めたピエール・リトバルスキー氏が同クラブのスカウト業務を担当していると聞けば、近年の日本人アタッカー獲得ブームの流れと見て間違いない。日本人の株が上がり、そこに日本とJリーグをよく知る人間の意見が加わる。“鉄板”ともいえる人事だ。
マリノスからの欧州移籍といえば、昨オフの小野裕二の一件が真っ先に思い出される。契約期間を残しながらもベルギーのスタンダール・リエージュが高額な違約金を支払って獲得に成功した。マリノスは背番号10を背負う至宝に対しての好条件オファーを認めざるをえなかった。黙って蹴飛ばすこともできたのだろうが、選手自身の考えを尊重するのも親心である。ストーブリーグのすう勢がある程度決まっている1月中旬だったため結果的にマリノスは苦労した。しかし現在の日本サッカーの流れとカレンダーにおいては、仕方のないことでもある。その後の大けがが悔やまれてならないが、小野本人はそれでも前を向いてリハビリを行っているようだ。彼が再びピッチで躍動する日を待ち望みたい。
さて、齋藤である。
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