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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

マルキーニョス帰国の真相、天皇杯離脱の裏側 (藤井雅彦) -1,860文字-

すでにクラブから正式発表があったとおり、FWマルキーニョス(37)の退団が決定した。契約は今シーズン限りで一度切れるため、11月に入ってからは来シーズンに向けた契約延長の話を双方の間で進めていた。しかしマルキーニョス自身のコメントにもあったとおり、そこでの話し合いが折り合わず、最後は交渉決裂という決着となった。

外国籍選手歴代最多となるJ1通算135ゴールを叩き出している最強助っ人にしてみれば、延長オファーだけでは物足りなかった。クラブは来年で38歳になる選手に対して年俸アップと単年での契約を提示したが、本人の自己評価はそれ以上だった。彼自身、横浜とクラブへの愛着はたしかにあり、一時は契約延長に気持ちを傾けたが、最終的には複数年契約など条件面で上回る他クラブに新天地を求める決意をした。

選手はプロであり、個人事業主だ。今回の場合は単年契約のため、所属クラブに保有権はない。契約延長はあくまでクラブ側の希望で、選手側はその交渉と並行して移籍の道を模索できる。選手がチームを選ぶ基準はさまざまで、その価値観に他人が口を挟む余地はない。クラブは最大限の評価をしたが、本人は納得しなかった。それだけの話で、ある意味ではプロらしい決断と決着といえる。

問題があるとすれば、やはりタイミングである。マルキーニョスの場合、マリノスとの契約は2014年1月1日まで残っていた。つまり天皇杯決勝の可能性を残しての契約内容である。リーグ戦終了と同時に契約満了ではなかった。したがってマルキーニョスは12日から再始動したチームとともに天皇杯を戦い、最大で来年の元日までトリコロールのユニフォームを着る責任がある。対価を支払っているクラブが得ている権利でもある。しかし、結論として彼はいない。それどころか今日の夜には帰国の途につく。

“事件”が起きたのは、リーグ最終節が終えた夜のこと。つまりマリノスがフロンターレに敗れて優勝を逃した日である。

 

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