磐田戦後のミックスゾーンのインタビューで目を輝かせる松原健の背後を、仲川輝人がニヤリと笑いながら通過した。残り6試合も、この二人に期待せずにはいられない
相思相愛のコンビが、磐田の地で完全復活だ。
右サイドバックの松原健と右ウイングの仲川輝人。右サイドで縦関係を組むのは4月20日の北海道コンサドーレ札幌戦以来、実に5ヵ月半ぶりだった。
昨季途中から良好なコンビネーションで右サイドを担った二人だが、今季はコンビ解体の時間が長かった。
松原は開幕から新加入の広瀬陸斗に先発を譲り、難しいシーズンを過ごしていた。その広瀬の負傷がきっかけで前々節のサンフレッチェ広島戦から先発に舞い戻ったが、そのタイミングは仲川がチーム事情で3トップ中央にスライドしていた。
必勝を期して臨んだジュビロ磐田戦は前線の顔ぶれこそ変わらなかったが、配置は右に仲川、中央にエリキという布陣で臨んだ。ポステコグルー監督は「サイドバックの松原との関係性を生かしたほうが面白いのではないかと思った」と明かし、松原と仲川の相性の良さに託した格好である。
30分の先制点は、この二人だからこそ生まれた。
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