「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ジャパンブルーのユニフォームを着て背伸びするのではなく、松原健は評価されてきたマリノスでのプレーを日本代表でそのまま実践し、チャンスの山を築いた

 

日本代表活動から帰ってきた松原健がオンラインで取材に応じた。先発フル出場したモンゴル戦当日はメディア対応の機会がなかったため、代表デビュー後に公の場に登場するのは今回が初めてだった。

 

 

7年前の2014年、日本代表に初選出された際に試合出場の機会は訪れなかった。若き日の松原健は海外組が放つオーラに圧倒され「メンバーがすごすぎて自分のプレーを出せなかった」。あれから年月を経て状況は変わった。松原自身、公式戦で場数を踏み、マリノス移籍後はタイトルも手にした。培ってきた自信が自分自身の背中を押した。

こうして訪れた念願の日本代表デビューは、ワールドカップ味2次予選のモンゴル戦。日の丸がついたユニフォームを身にまとっての入場は「とても感慨深いものがある。小さな頃から夢見ていた舞台に立てたのはうれしかった」とやはり特別だった。

 

 

試合が始まると、これがA代表デビュー戦とは思えないほどの落ち着きを放ち、同時にアグレッシブにプレーした。マリノスでのプレー同様にインサイド寄りにポジションを取り、前方の伊東純也をタッチライン際に張らせる。まるで仲川輝人との縦関係を見ているかのように自然体で振る舞い、チャンスの山を築いていく。

 

ヨコエク

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