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高宇洋、ボール保持のスタイル構築という難事業に挑む。「しっかりと自信を持ってボールを受けに行く、ボールを前に送っていくということをやらないといけない」【2024始動】

 

撮影:後藤勝


 2020シーズンからの4シーズンでボール保持を中核とするスタイルの完成度を高めてきたアルビレックス新潟。FC東京が模範のひとつとするべきこのクラブからやってきたアルベル監督や栗本悠人コーチは既に去ったが、新たなる使者がやってきた。高宇洋。ガンバ大阪からレノファ山口FCへの育成型期限付き移籍で開花した高は2021シーズンからの3シーズンで新潟のスタイルに適応。2023年11月11日デンカビッグスワンでの対戦で東京がキャプテンマークを巻いた高を擁する新潟に苦しめられたことも記憶に新しい。
 
◆ブレないことが大事
 
 敵に回すとおそろしいが、味方にすると心強い。その言葉が高の移籍加入にはしっくりくる。なにより、アルベルそして松橋力蔵、ふたりの監督が構築してきたスタイルを完全に咀嚼していることが頼もしい。
 

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