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小泉慶、東京での初ゴールを最終節に決めた! 東慶悟から攻撃のエッセンスを吸収し、会心の一撃【2023 J1第34節 湘南vs.FC東京】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 小泉慶のFC東京加入後の初のゴールが最終節の湘南ベルマーレ戦で飛び出し、勝利をもたらした。シーズン後半戦、何度となく取材をする度に「まだゴールを決めていない」と言っていた小泉。Jリーグデビュー後の10年間で記録したゴールはそれほど多くないが、サガン鳥栖に在籍していた昨シーズンも1点を決めていた身からすると、0点で終わりたくはなかったはず。待望の1点だった。
 
◆慶悟さんに教えてもらっている
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 後半キックオフから湘南陣内に東京が押し込む時間帯がつづく。跳ね返されたボールが東京陣内に戻ってきて木本恭生が処理、野澤大志ブランドンに渡す。野澤に対して湘南の選手が詰めてくると再び木本へ。木本から仲川輝人、仲川は木本に戻す。湘南の選手たちがラインを後方に引いて東京の最終ラインに余裕が出来ると、木本からボールを預かった森重真人が狙いすました左サイド奥のスペースへのフィード。アダイウトンがスピードを調節しながらこのボールに追いつき、仕掛けようとして様子を見ながらタメるかたちになる。その間にトップのディエゴ オリヴェイラ、トップ下の松木玖生が走り込み、さらにその背後、ボランチの位置から入ってきた小泉がボールを受ける。後列からの飛び出しに対してマークにつけない湘南の選手たちをかき分けるように小泉が進撃をつづけるとそこは誰もいないライン際。角度のないところからゴールネットを揺らした。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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