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2試合連続アディショナルタイムの失点、新国立全勝の記録が途絶える。森重真人「アビスパとの3連戦、まずは最初のリーグ戦にこの2試合の反省をしっかり活かしたい」【2023 J1第25節 FC東京vs.神戸 Report 第1報】

 

ディエゴ オリヴェイラのゴールで先制したが……。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 8月26日、FC東京は国立競技場でJ1第25節に臨み、ヴィッセル神戸と対戦。2-2のスコアで引き分けた。前からのプレッシングが機能していた東京は前半18分、相手ゴールキーパー前川黛也からのパスを仲川輝人がカット、そのまま運ぶと冷静にラストパスを送り、ディエゴ オリヴェイラが今シーズン13点目のゴールを決めて先制。しかし2点目のチャンスだったPKをその前川に止められると、5-4-1の守備固めに入った東京はアディショナルタイムにPKを大迫勇也に決められ、同点に追いつかれた。ディエゴ不在で勝ち越し点を奪うのは難しいかと思われた矢先、今度はカウンターに備えていたアダイウトンが全力を振り絞ったドリブルシュートを決めて2-1とした。ところが、3度のVARチェックとアダイウトンのゴールセレブレーションで後半のアディショナルタイムが表示の13分間プラス5分間の18分間と伸びた結果、試合終了間際にクロスから大迫のヘディングを経て山口蛍に右足で決められ、同点とされてしまった。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 ディエゴのPKを待たず交代して5バックへと切り替えたが、アディショナルタイムが長かったこの試合で、前からのプレッシャーがかからなくなったことは致命的だったかもしれない。また5バックになったときのディフェンスそのものにも課題が残った。長い時間の試合で神戸が息を吹き返し、反対に東京が疲弊して最終盤を迎えるなど、様々な要素が絡み合った結果の2-2。勝てる試合でもあったが、あれだけスペースが出来て攻め込まれていたら2失点は当然とも言える。新国立競技場での全勝も途絶え、なんとも苦い味の残る引き分けとなってしまった
 
◆森重真人との一問一答
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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