ピーター クラモフスキー監督、試合前々日の練習を戦術までフルオープン。俵積田晃太に先発の可能性も【2023 J1第18節 FC東京vs.名古屋 Preview01】
FC東京は6月22日、味の素スタジアムでJ1第18節に臨み、名古屋グランパスと対戦する。リーグ戦は残すところあと半分。この試合から指揮を執るピーター クラモフスキー監督は常時“一戦必勝”の覚悟で臨むが、その初陣にあたり、ここまでの3日間で基本の決まり事を仕込むとともに、戦力を再整理。すべてのポジションにセカンドユニットを配置出来る状況にまで整えた。新指揮官は情報公開にも積極的で「メディアのみなさんが退屈しないように」と言い、始めから最後まで練習を報道陣に見せた。
まだ前日練習も残っていてメンバーは確定的ではないが、期待の新人である俵積田晃太に先発の可能性も浮上。指揮官は「才能がある選手です。多くの才能ある若手の選手が揃っていると思っている。自分自身を信じて自分の質を見せてほしい。そしてそれをチームの戦い方のなかで出せるようにしてほしい」と述べ、熊田直紀や土肥幹太、東廉太なども含めて若手全体に期待をこめた。現代サッカーを席巻するオージー指導者勢の一角、ピーター新監督率いる新生東京がどのようなアタッキングフットボールを表現するかに人々の耳目が集まりそうだ。
◆俵積田「自分が引っ張っていけたら」
その俵積田はピーター クラモフスキー監督の言葉で「初めに聴いた『闘え』という言葉がいちばん心に来た」と言う。練習の強度が上がり、キツいか──と訊ねると「キツいですけど、回復をしっかりしなきゃプロとしてダメなので。回復にしっかり努め、加えて自分の体力も向上させられたらと思います」と、意識を向上させているようだ。
この強度でやればあと半年で成長出来るという予感はあるか。問いを重ねると、俵積田はこう答えた。
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