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徳元悠平、バングーナガンデ佳史扶の負傷によるスクランブル出場にも動じず攻守に高いパフォーマンス。アルベル監督の絶賛に「次は勝って褒められるようにしたい」【2023 YLC Eグループ第5節 FC東京vs.C大阪】

 

前半24分に負傷で退いたバングーナガンデ佳史扶。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 FC東京は5月24日、味の素スタジアムでルヴァンカップEグループ第5節セレッソ大阪戦に臨み、0-0の引き分けで試合を終えた。同じEグループのもう一試合では京都サンガF.C.がガンバ大阪に勝利を収めたため、1位が勝点9の京都、2位が勝点7のガンバと東京となり、東京は最終節にプライムステージ進出の可能性を残した。ガンバと東京が最終節ともに勝った場合は勝点10で並ぶが直接対決の得失点差でガンバが上回り東京は2位となり、2位チーム中の上位3位以内に入ればグループ突破となる。もし東京が最終節に勝ち、ガンバが引き分けまたは負けの場合は東京が1位通過を果たす。
 
 ターンオーバーを最小限に留め、勝ちたかったセレッソ戦だけに厳しい結果。首の皮一枚を残した状態で、三日後にはもうひとつの山、首位ヴィッセル神戸を相手にした敵地でのリーグ戦を迎える。
 
◆少しずつ東京のスタイルに合ってきた
 

ボール保持力の高さを示した徳元悠平。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 試合後の記者会見ではアルベル監督が、佳史扶のアクシデントによって急遽出場することになった徳元を高く評価した。
 
「今日、佳史扶の替わりに出場した徳元はすばらしいプレーをしていました。彼のテクニックのレベルは我々が期待するものです。彼がすばらしいプレーヤーであることはここまでのゲームで証明してくれました。彼のようなクオリティの高いテクニックを持った選手が、我々が求めているタイプです。そういう意味でも、今後も、さらに彼のような選手が加わってくれることを祈っています。テクニックだけではなく戦術的な理解度も高いですし、そして判断能力も高いです。彼のような選手を我々は求めています」
 
 無理もない。森重真人と組んでプレスを回避しながらのボール保持。そこから右足で出したサイドを変えるボールの質。左のタッチライン際を、ギリギリ外に出ないコースに転がしたスルーパス。中に入っての攻撃への参加。外に張り出してフリーになってボールを受けるポジションどり。ラスト15分間のジョルディ クルークスとの攻防。すべての質が高かった。徳元はアルベル監督の賛辞に触れてこう言った。
 

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