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敬真!大智!! 拳人!!!序盤に2点先行も一時は逆転を許した東京、最終的には再逆転で4発勝利~練習試合vs.浦和【Jリーグ開幕】

キャプテンマークを巻いた橋本拳人。

今シーズンの対外試合初ゴールをマークした原大智。写真は2点差をつけるゴールに、仲間から祝福を受けた直後の引き締まった表情。

○マッチレポート~敬真先制&決勝弾、大智勝ち越し弾、拳人貴重な同点弾
2月25日、FC東京は大原サッカー場で浦和レッズとの45分×2本の練習試合に臨み、3-4で勝利を収めた。前半5分、富樫敬真が振り向きざまの右足シュートで先制。15分には左からの低いクロスにニアで原大智が合わせて0-2と先行した。しかし38分、右フリーキックをゴールキーパー大久保択生が弾いたところに岩波拓也が詰めて1-2と1点差に迫られると、波多野豪がゴールを守るセカンドハーフは後半2分にクロスを練習生がヘディングで決めて浦和が2-2とし、同点に追いついた。さらに11分には李忠成が倒されて得たPKを自ら決めてとうとう浦和が逆転。だが先週の練習試合でも1-4から2点を獲るなどリバウンドメンタリティの点で進歩を見せている東京は、20分に左からの小川諒也の低いクロスを橋本拳人が倒れ込みながらのヘディングで決めて3-3と、再び同点に。そして終盤の43分にはジャキットが倒されて得たPKを富樫が決めてスコアは3-4。相手ゴールキーパーにコースを読まれたが無事に決まり、富樫は胸を撫で下ろしていた。試合はこのまま終了。39度の高熱に苦しみ、21日水曜日に全体練習に合流したばかりの橋本拳人を含む控えメンバーが白星で長谷川健太監督にアピールした。

同点ゴールの橋本は「ボールを受けてはたき、ゴール前に入っていくのは自分の持ち味。きょうは珍しく諒也のクロスが合った(笑)。4日間39度の熱に苦しんでいたことを思えば、(コンディションは)よく戻ったほうだなと思います」と、試合を振り返った。今シーズンから石川直宏の18番を継承、より中心的な存在となるべく期待されている橋本。ボランチのポジション争いでは米本拓司と競り合う位置にいるが、体調不良もあり開幕のメンバーからは漏れた。この日の練習試合では交替で退くまでキャプテンマークを巻き、復活を印象づける働きだった。
横浜F・マリノス、浦和レッズと、強豪相手の練習試合2試合連続ゴールの富樫敬真は「チームとしてやっていくべきことと自分の結果のバランスをとりながら得点できたと思う」と、与えられた役割をこなしながらの得点にある程度の手応え。いっぽう、今シーズンの対外試合初ゴールをマークした原大智は「ゴールはよかったがあまり起点となれなかった」と、得点以外の仕事の不出来に反省しきりだった。

○戦評と選手コメント~2トップとトップ下で相手の4バック+アンカーを抑え込む
武富孝介、平川忠亮、李忠成、ズラタン、阿部勇樹、岩波拓也、菊池大介を擁して一見豪華な浦和。しかし

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