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【有料記事/プレミア最終節第2報】小平に見参した“大砲”廣末陸の威力(2016/12/11)


初戴冠を狙うFC東京U-18の前に立ちはだかったのは青森山田高校のゴールキーパー廣末陸だった。FC東京U-15深川の出身で2017シーズンからFC東京トップチームに正式加入する廣末が、完封でFC東京U-18の野望を砕いた。

小平グランドの観覧スペースに収容しきれない1,100人もの観衆が集まれば、初見のサッカーファンもいる。初めて観る噂のフィードに「これがそうか」と納得し、あるいは驚く声もちらほらと聞こえてきた。
青森山田高校のサッカーはまず廣末のキックから始まる。まるで大砲。ライナー性の弾道で飛ぶボールは速く、そして強そうだ。これが一発で前線に届くために、そののちの攻撃はずいぶんと楽になる。

声の大きさも特長のひとつ。コーチングはチーム全体を引き締めるものとなり、プレーメーカーという意味も含め、事実上、廣末が青森山田の“司令塔”と言っていい。タフな精神力を持ち、落ち着きがあり、セービングにも冴えを見せる。端的に、いいゴールキーパーだ。FC東京が獲得を決めた理由は、この試合を観れば十分にわかるだろう。

来シーズン同時に加入するゴールキーパー同士の対戦となったが、試合が始まるときはチームの勝利に集中していたのか? と訊ねると、廣末の答えは

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