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【有料記事/J3第27節第2報】プロのプレッシャーに戸惑い。流れを変え、初出場初アシストの堂々たる結果を残しつつも、緊張を拭えないままだった平川怜(2016/10/30)

圧巻だった。途中出場の平川怜をボランチに配置し、システムを3バックにしたFC東京U-23はそれまでとがらりと変わった。一気の攻勢に出て約30分間で4ゴールを奪った。ハットトリックの林容平らとともに、平川はまちがいなく4-1の逆転大勝をなし遂げた立役者のうちのひとりだった。
試合後、中村忠監督にシステム変更と平川起用の意図を訊ねると、次のように答えられた。
「相手が中を締めてきたので、外をシンプルに使えるように、(小川)諒也と柳(貴博)がもっと攻撃参加できるかたちのシステムを採りました。平川を真ん中を入れたのは、彼は技術が高いので、しっかりとボールを受けて攻撃に参加するようにという意図です。ボールが非常によく動くようになって外とかウラのスペースを使えるようになったと思います」

平川の浮き球が4-1とスコアを3点差に拡げるダメ押しのアシストになった。しかし初めてプロの舞台をくぐり抜けてきたあととあって、見事な活躍をしながらも、平川の表情にはまだ硬さが残っていた。J3のプレー強度を体験してみてどうだったか──。
「この時期に、まだJ3なんですけど、トップの選手のプレッシャーを経験できたことはすごくよかったなと思います。(U-16のイラクと比べると?)きょうのほうがレベルが高い。少しでも判断が遅れると狙われる、

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