【今週の小平】レポート◆マッシモ フィッカデンティ監督、余裕の笑み/丸山祐市、ネイサン バーンズ、前田遼一、中島翔哉(2015/09/17)
レポート◆マッシモ フィッカデンティ監督、余裕の笑み/丸山祐市、ネイサン バーンズ、前田遼一、中島翔哉
雨量が多かったせいなのか、17日の練習はやや短めだったFC東京。しかしマッシモ フィッカデンティ監督が言うには「雨でグラウンドが重かったことは確かですが、やろうとしていたメニューはほぼできました」。危ぶむことはない、と言いたげな表情だった。
気になるメンバーに関しては、少々お茶を濁すような表現になった。中盤のメンバーを昨日の時点で米本拓司、野澤英之、橋本拳人、羽生直剛というところまで絞り込んでいたのだから、ごまかすと言うには当たらないが……。
「ヒデ(高橋秀人)にとっては残念なことです。二試合という期間は長いですが、替わって出場する選手がやってくれることを願っています。メンバーは10人はだいたい頭に入れていますが、最後のひとり、ふたりに関しては常にわからない部分がある。そこは最後まで見極めたい」
いままで守備一辺倒と言ってもよいほどにスペースを消し、失点のリスクを遠ざけてきたこのチームに、前節、攻撃面で改善が見られた。攻撃には水物という面もあるし、相手の出来にも左右されるが、前田遼一はハットトリックを決め、河野広貴とネイサン バーンズは得点こそなかったもののウラへのよい飛び出しで質の高いチャンスをつくり、そして東慶悟は相手の守備を決定的に崩した。
「ヒロキもケイゴも非常によかった。前線は全員がよくなってきて誰を選択してもよいプレーをしてくれる。それだけ監督にとってはよい状況かなと思います。途中から入る選手もいいプレーをつづけていて、よい競争がチーム内にある」
マッシモ フィッカデンティ監督はにやりと笑み。あきらかに機嫌がいい。手応えを感じ取っているのかもしれない。
決定機に対してゴールが少ないことを気にしているのか、あるいはチャンスそのものが少ないことを悔やんでいるのか、ネイサン バーンズは快活さを失わないながらも、言葉は謙虚だった。
「Jリーグにまだ慣れていないんだ。守備は堅いし、全体的にファストで、難しいリーグだ。でも、これからコンビネーションはさらに改善されていくと思うよ。チームはもっと成長できる。前田遼一はJ歴代得点のトップ5に入る経験豊富な選手だし、いろいろと勉強になっている」
前田遼一の練習を観ていると、
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