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【今週の小平】レポート、コメント◆折れない意志。中盤の一角を狙う野澤英之(2015/09/16)

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レポート、コメント◆折れない意志。中盤の一角を狙う野澤英之

セカンドステージ第11節と第12節の二試合、高橋秀人が出場停止となるFC東京は、中盤をどう編成するのか。16日の練習後、マッシモ フィッカデンティ監督が答えた。
「いま、いくつか試しているところです。ノザ(野澤英之)、ケント(橋本拳人)、そしてニュウ(羽生直剛)。ヨネ(米本拓司)はまちがいなく出ると思います。誰が(高橋秀人の)かわりに出場できるのか。みんな調子がいいので、最後までいくつかの解決法を試し、いちばんいいものに決めていきたい。選手だけでなく戦術レベルでも試しています。あらゆる可能性を考慮したうえで、残り二日間で決めていきたいと思います」

横浜F・マリノスについては「ここ最近、非常にいい試合がつづいている」「(エリク モンバエルツ)監督はいいバランスを見つけたようだ」と、高い評価を下した。「相手がよくなっているときに当たるのは、あまり好ましくない」というのは本音だろう。スーペルクラッキ級の活躍を見せている中村俊輔のフリーキックもあり、セカンドステージは躍進。この相手に中盤で負けるようでは苦戦は免れない。激しく戦ってきた代償としての警告累積で高橋が不在という状況で、いかに戦闘力を落とさず、試合に臨むか。4-3-1-2を崩さないのであればアンカーに米本拓司、インサイドハーフに羽生直剛と橋本拳人を置けば、ディフェンスが破綻をきたすことはないだろう。
しかしマッシモ フィッカデンティ監督は「戦術レベルでも試している」と言った。もし4-4-2や4-4-1-1を採用するなら、野澤英之にもチャンスが巡ってくるかもしれない。4-3-1-2でも相手との噛み合わせ次第で出場の可能性はある。

野澤英之は「特に、ここに来て意識することはないですけれども、いままでどおり、1ボランチ(4-3-1-2)でも2ボランチ(4-4-2)でもどちらでもできるような準備はしてきました」と言う。

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