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【今週の小平】考察◆FC東京の戦い方はどうなっていくのか~その2/石川直宏「新たな角度で、いままでとはちがう怖さを相手に与えたい」(2015/07/13)

考察◆FC東京の戦い方はどうなっていくのか~その2/石川直宏「新たな角度で、いままでとはちがう怖さを相手に与えたい」

少々、徳永悠平の言葉と矛盾するように思われるかもしれないが、石川直宏は、パスワークもさることながら、高い位置からプレッシャーをかけ、ボールを奪ったら一気に攻めきるプレーに手応えを感じている。
「特に守備のところは変わりましたね。前から(プレッシングに)行くところは以前とちがう」
比較的高い位置でボールを奪い、その勢いのままに攻める。実際、対川崎フロンターレ戦では、特にそのやり方でチャンスをつくっていた。

観る側にとってはストレスがたまる、あるいは憤懣やるかたない結果となったが、当のフォワードである石川は、サッカーの変化をネガティヴには捉えていない。
「1本、ああいうかたちでゴールを決めたら、印象は全然ちがう」
武藤嘉紀の得点に特化したスタイルのチームからそのストライカーが抜けて影響がないはずがない。観る側も「よっちがいなくなったから点が獲れなくなったのだ」と考えがちだ。川崎の大久保嘉人は試合後「怖さがなかった」と発言していたが、石川も「あの試合に関してはそのとおり」と認めている。しかしいま東京は、どういう経路でゴールにボールを運び、誰がどうやって点を獲るのか、その回路をつくりなおしているところだ。選手にへこんでいる暇はない。
「ネガティヴをどうポジティヴに捉えるか、いつも考えている。

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