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【特別無料記事】コメント◆J1第31節名古屋グランパス対FC東京/塩田仁史「サポーターの声がたくさん届いていた。それがすごく力になりました」(2014/11/03)

◯塩田仁史の談話

――前半の2失点は完全に崩されたものではなくかえって悔しかったのではないですか。
塩田仁史 そうですね。前半、2失点してしまったことは、流れのなかというよりはオウンゴールやセットプレーでしたけれども、やっぱり悔しいですし。2点を獲られたなかで前ががんばってくれて追いつけたのは、それは収穫ですけれど、うしろとしては失点してしまったので、ぼくを含め反省しなくてはいけないと思っています。

――後半に関しては名古屋のカウンターによる被決定機もあるなかでよく立てなおしたのではないでしょうか。
塩田仁史 メンタリティのところで。1-1に追いついて勢いに乗っているところでさらに1点を獲られて2-1になり、3-1にされてもおかしくない場面がありましたけれども、ディフェンス、中盤、フォワード、全員が守備の意識を持ちからだを張って守ってくれたので、それがあって同点に追いついたと思いますし、このメンタリティをしっかり持っていかないといけないと思います。
ただ、監督も言っていたのですけれど、オープンな展開になってしまったので。10分辺りからちらほらそういう場面も見えていましたから、オーガナイズをしっかりするという部分では、もう一回考えなおさないといけないと思います。

――直接、失点につながったディテールの部分と、オープンになってしまった状態を締めなおさないといけないということと、課題がふたつ出たのかな、と。
塩田仁史 はい。ビハインドの状況でどう攻めていこうかというところで、とにかくうしろはがまんしながら。オープンな展開になりながらも、きょうは、うしろはがまんできたんですけれども。危ない場面もありましたし、それらをどう回避しながら追いついて逆転するかという部分はまた次に生かさなくてはいけないと思います。一回オーガナイズできた部分もありますけれども、10分すぎに一回オープンな展開もあったので、後半のそこは反省しなくてはいけないな、というところと。吉本(一謙)とか森重(真人)とも話しましたけれど、出て行く選手ばかりでうしろが足りなくなるのもよくない。ただ、そこについては、うしろはカウンターの準備をしていたので、どうにか瀬戸際で防げたのかなと思っています。

――シオさん自身について言うと、たとえば田鍋陵太のシュートを防いだり、個人の能力としては、できるということを確認できた試合だったのではないでしょうか。
塩田仁史 試合勘という意味では今シーズンはけっこう空いてしまいましたけれども、そんなことは言っていられないですし。前回(第30節対ガンバ大阪戦)、途中から出て悔しい思いをしたので、今回、また「やってやろう」という気持ちをもって臨みました。結果的に前半に2点を獲られて、ただ、(失点の)経験をしているぶん、そこで崩れることなく、ゲームをつづけられたことが勝点1につながったかなというか――自分自身では、2点獲られて、ビハインドを負い、そこで崩れるのではなく、最後の最後まで踏ん張れたことが、勝点1につながっていると思っているので。ほんとうは失点しないことがいちばんいいですけれども、しっかりとメンタルを保てたことがよかったと思います。
サポーターの声がたくさん届いていた。それがすごく力になりました。

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