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無料記事【監督会見】2012 Jリーグディビジョン1 第28節第1日 鹿島アントラーズ対FC東京 ランコ ポポヴィッチ監督 試合後共同記者会見(2012/10/06)

ポポヴィッチ監督 こんにちは。
ほんとうに後味の悪い結果となってしまいました。5-1という結果を見れば、素直に相手に「おめでとう」と、言うしかありません。また、その称賛にふさわしいプレーをアントラーズはしたと思います。
きょうの試合を振り返ってみると、相手のやることがすべてうまくいった試合だったと思います。逆にウチはやることがうまくできない試合だった。
こまかい局面、局面で、こちらにボールが転がってくれば。あるいは最初に点が獲れていれば、状況は変わったのかもしれませんけれども、きょうはそういうふうに転がってくれなかった。やりたいことができなかった。
5-1という結果なので後味が悪くなってしまったのですけれど、試合のなかでウチが流れを掴んでいた時間帯もあったわけで、そこで得点を決めていれば、またちがった展開になったのかもしれない。
そのウチの流れの時間帯に、逆に相手にゴールを決められてしまった、というゲームだったと思います。

──前半に羽生直剛選手を交替させた意図を教えてください。

ポポヴィッチ監督 けがですね。必要に迫られて交替しました。

──チャン ヒョンス選手が不慣れなポジションだったと思うのですけれども、左サイドバックでのプレーに対する評価をお願いいたします。

ポポヴィッチ監督 彼の不慣れなポジションとおっしゃいましたけれども、では慣れているポジションはどこだと思われますか?

──右サイドバックです。ああ、すみません、センターバックです。

ポポヴィッチ監督 センターバックであっても右サイドバックであっても、左であっても、関係ないとわたしは思っています。次の試合でも彼の力は必要になってくると思いますし、その試合(次の試合以降)でいきなりセンターバックをやらせるというのも試合勘の点で問題がある、ということもありましたし、ここで一回試合で使い、そして次のことを考えたときに、(この試合で)起用したほうが、彼自身も入りやすいだろうという考えから、きょう起用しました。
ただ、FC東京の選手であるならば、プレーするポジションが10メートル中であろうと、右であろうと、左であろうと、プレーする質が変わってはいけない、自分の力はいつもどおり見せなくてはいけない、ということは言えると思います。

 

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