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【マッチレポート】レポート/リザルト◆J1第18節東京対清水、マッシモ東京完封で3連勝! 1G1A太田&2G武藤が代表レースに名乗り! (2014/08/02)

レポート/リザルト◆J1第18節東京対清水、マッシモ東京完封で3連勝! 1G1A太田&2G武藤が代表レースに名乗り! 

○太田、武藤が「代表」を口にした

8月2日、全国各地でJリーグディビジョン1第18節がおこなわれた。FC東京はホーム味の素スタジアムに、監督が交替したばかりの清水エスパルスを迎えた。モチベーションが高まるだろう清水を相手に苦戦が予想されたものの、蓋を開けてみれば前節につづきファーストハーフ45分間だけで3得点。セカンドハーフにも武藤嘉紀のこの日2点めとなるゴールで1点を追加し、4-0で三試合連続の完封勝利。今シーズンの8勝めで東京は順位を5位に上げた。東京はリーグ戦三連勝。なお前節まで首位の浦和レッズが引き分け、2位のサガン鳥栖が勝ったことで勝点と得失点差が列び、総得点で上回る鳥栖が首位に立っている。鳥栖および浦和と東京の勝点差は9。今月に控えている両チームとの対戦次第では優勝争いに食い込む可能性が出てきた。
太田宏介は自身のフリーキックを「アギーレさん観てますか弾」と命名。日本代表への名乗りを上げた。また2得点の武藤嘉紀もミックスゾーンでの囲み取材で「目標は日本代表に入ること。そこに入っていかないと四年後のワールドカップにも出られない。ここ(東京)で結果を残すことがいちばんの近道だと思うので、ひたむきに、謙虚に、やっていきたいと思っています」と、代表をめざす意識を明確化した。
adidas cup 2014第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の決勝戦に臨んだFC東京U-18は三菱養和SCユースに敗れ、残念ながら優勝を逃してしまったが、彼ら後輩にも、“先輩”武藤の活躍は届いているはず。大学経由でも東京のトップチームやプロ、代表をめざせるのだというメッセージになるのではないかと問うと、武藤は次のように答えた。
「高卒でプロに上がるのも大卒でプロに上がるのも自分が決めることなんですけれども、大学に進んだとしても、自分のやりたいことや描くヴィジョンをしっかり持つことができれば、絶対にプロ(自クラブのトップチーム)に戻ってくることができるというのは自分が証明していきたいと思いますし、自分の活躍によってそういうひとが増えていけばいいんじゃないかと思っています」

○得意の試合運び

東京は出場停止のエドゥーが先発に復帰。また羽生直剛が前節につづき先発メンバー入りを果たした。
ラインを上げる清水エスパルスに対してFC東京は積極的にウラを狙い、特に武藤嘉紀のゴールに向かう姿勢が眼につく。開始6分には後方からのパスにフリーで抜け出した武藤がまたとないチャンス。シュートを放つが、これはゴール右に逸れてしまった。
その後迎えた15分、河野広貴が中央やや左で撃ったシュートが相手ディフェンダーに当たり、中盤の底を務める本田拓也がクリアし損なったボールを待っていたのはエドゥー。豪快に左足を振りぬき、ゴールネットに突き刺した。早い時間帯の先制点に、一気に勢いづく東京。エドゥーも「早めに点が獲れてわたしたちのリズムになった。先制点が獲れるとチームが勢いづく。いいゴールだったと思う」と、先制点の効能を認めていた。

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