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【有料記事/ACL第3戦対江蘇蘇寧戦第3報】分析とコメント◆水沼宏太、ポジションチェンジを仕掛ける男「リスクを冒しながら攻めてもいい」(2016/03/16)

ひとり、大きな声を上げると小平で浮いてしまう。パッションの放出っぷりがわかりやすいキャラクター同様、プレーの面でもなかなかフィットしなかった水沼宏太は、J1ファーストステージ第1節とACL第2戦の二試合連続、ハーフタイムに途中交替すると、先発からサブスティテュートに席が移った。
それでも、練習や試合の度に何かを得ようとする姿勢は弛まない。J1第2節対ベガルタ仙台戦の翌日、小平グランドでおこなわれた練習試合対水戸ホーリーホック戦に出場した水沼は、試合前に吉本一謙と得点手段について話し合うと、その打ち合わせどおりに右コーナーキックを蹴り、相手守備陣の頭を越えていくボールで吉本のヘディングシュートによるゴールを生んだ。水沼はつづくJ1第3節の対ヴィッセル神戸戦で後半22分から途中出場。二日後のJ3第1節(U-23)には出場することなく準備をしてACL第3戦に臨んだ。得点こそ生まれなかったものの、後半10分にウラへと抜け出したプレーや、後半28分に羽生直剛からのクロスに飛び込みシュートを撃ちそこなった場面に、何かが起こる可能性は感じられた。

対神戸戦の前に、一回のセッションの度に何かを起こそうという姿勢について訊ねたことがある。水沼は次のように答えていた。

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