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【今週の小平】レポート◆マッシモ有言実行/コメント◆ナビスコ前日/マッシモ「まず第一に探すのは勝利を求めていくこと」椋原「選手である以上誰もが待ち望むチャンスが来た」松田「力が点を獲ったならオレも獲らないと」塩田「R-1効きます!」[3,288文字](2014/04/01)

レポート◆マッシモ有言実行

4月1日、FC東京は小平グランドにて午前10時から非公開練習をおこない、遠征地の仙台に向けて出発した。東京はあす2日19時、ユアテックスタジアム仙台にてベガルタ仙台を相手にJリーグヤマザキナビスコカップ第2節を戦う。

常に「その時々で調子のいい選手、状態のいい選手を使う」と言っていたマッシモ フィッカデンティ監督が有言実行。ここまでのリーグ戦カップ戦いずれとも異なる先発メンバーで敵地に臨む。
対鹿島アントラーズ戦の余韻も冷めやらぬ今週、ナビスコメンバー、あるいはこれまで出場のない選手に出番が巡ってきそうだ。
権田修一も遠征に帯同しているが、ゴールキーパーは塩田仁史か。
両サイドバックは右が松田陸、左が椋原健太となり、高橋秀人がセンターバックを務める可能性が出てきた。
野澤英之の疲労を考えるとアンカーは幸野志有人だろうか? 羽生直剛はインサイドハーフで気の利いたつなぎを実践しそうだ。
前線の構成が純粋な3トップか2トップ+トップ下かは蓋を開けてみないとわからないが、渡邉千真と平山相太が入るかもしれない。

直近の対清水エスパルス戦は85分からの途中出場で、やや休養気味の週末を過ごした渡邉千真は「ゲームもバラバラなメンバーでやっていたし、誰が出てもどんなサッカーをするかはよく理解している。みんなベースとなる部分はできている。その中でいかに自分のプレーができるか。チームの流れを崩したくないし、個人としても結果にこだわりたい。あのスタジアム(ユアテックスタジアム仙台)独特の雰囲気にはすごくアウエー感をおぼえます。立ち上がりに気をつけないといけない。アウエーでどれだけ自分たちの力を出せるか。もっと中でボールをどれだけ触れるかを意識して、あまりサイドにひらかず中に入っていき、ゴールを狙いたい」との“フォワード宣言”だ。

 

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ディフェンスラインでの仕事が予想される高橋秀人は「前回、鹿島にいい感じで勝っている。ナビスコのタイトルを獲りたいと思う。清水戦にも勝てたしそういうチームの勢いをしっかりと出してあしたに臨みたい。アウエーですけれども仙台も勝てていないから必死に来る。そこに打ち克つだけの強いメンタルをもってがんばりたい」と、リーグ戦で降格圏にいる仙台の、逆境に於ける反発力を警戒した。

ローテーションでメンバーを入れ替え休養を与えながら、各選手になるべく多くの出場機会を与えてモチベーションを維持していくのがマッシモ流。

塩田仁史は花粉症からヨーグルトによって救われ、その効果を「R-1効きます!」と具体名を挙げて喜んでいる。いいパフォーマンスを披露してくれるだろう。
双子の兄弟、松田力が決めたプロ入り初ゴールに刺激された松田陸は、最初は「アシストをする」と言いながらも最後は「オレも獲らないと」と、ゴール宣言。
そしてここまで苦しい立場にあった椋原健太は「選手である以上誰もが待ち望むチャンスが来た」と、厳しさを漂わせながらの喜びに決意をにじませた面持ちだ。

 

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これまで出場機会の少なかった選手たちの意地が爆発し、努力が実れば、鬼門ユアスタのベガルタイレヴンも怖くない。

 

 
コメント◆マッシモ フィッカデンティ監督、椋原健太、松田陸、塩田仁史

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