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【無料記事/トーキョーワッショイJ+】リザルト◆J2第2節千葉対岡山/レポート◆「岡山の林」が関東初見参!(2014/03/09)

リザルト◆J2第2節千葉対岡山

2014 Jリーグディヴィジョン2 第2節第1日
2014年3月9日 17:03キックオフ フクダ電子アリーナ
ジェフユナイテッド千葉 対 ファジアーノ岡山
【マッチコミッショナー】望月豊仁
【主審】廣瀬格(1級審判)【副審】越智新次(国際副審)、作本貴典(1級審判)
【天候】晴、弱風、気温7.9℃ 湿度57% 【ピッチ】全面良芝、乾燥
【入場者数】7,412人

<勝点0→3>ジェフユナイテッド千葉 1-0(1st:0-0)ファジアーノ岡山<勝点1→1>
【得点者】山中亮輔(79分=ジェフユナイテッド千葉)
【警告】近藤徹志(50分=ファジアーノ岡山、反スポーツ的行為)、石原崇兆(89分=ファジアーノ岡山、反スポーツ的行為)

レポート◆「岡山の林」が関東初見参!

9日、全国各地でJ2第2節が開催された。FC東京から期限付き移籍中の林容平が所属するファジアーノ岡山はフクダ電子アリーナでジェフユナイテッド千葉と対戦。徹頭徹尾ハードプレス合戦の激闘となり、0-0で終わるかと思われた試合展開ながら、後半34分、カウンターから千葉左サイドハーフの山中亮輔が豪快なミドルシュートをゴール左上隅に決め、千葉が1-0で逃げ切った。千葉は今季初勝利で懸念された「バス囲み」を回避。岡山は今季初黒星を喫した。

関東初見参となった「岡山の林容平」は3-4-2-1の「2」の左、シャドーで先発。3トップの他のふたり、荒田智之と妹尾隆佑がそれぞれ押谷祐樹と石原崇兆に交替するなかでもピッチを去ることなくフル出場を果たしている(なお、林の中央大学時代のチームメイトで千葉DFの大岩一貴もセンターバックでフル出場)。

開始直後、林はピッチ中央やや左をドリブルで独走。これはフィニッシュまで持っていけなかったが、タテへの勢いがあるところを見せた。
このあとはガチンコの競り合いがつづき、主に攻撃よりも中盤でのプレス/プレスバックでの貢献が目についた。

セカンドハーフ45分間は攻撃での見せ場あり。開始3分には中盤での壮絶な奪い合いから一歩抜け出し、ピッチ中央やや右のスペースへボールをゲイン。すかさず左斜め前方に走りこんだ左ウイングバック田所諒へと決定的なパスを送るが、田所のシュートは千葉ゴールキーパー岡本昌弘の正面を衝いて得点ならず。
17分にはその田所からのパスを受け、左斜め45度からこれも決定的かと思われたシュートを放つが、これは惜しくも左ポストに当たり外れてしまう。
そして途中交替で身長180センチの片山瑛一が入ったばかりでまだ機能していない後半37分、177センチの林がターゲットとなり浮き球を胸トラップしてつなげようとするが、これは終盤に激しさを増した千葉の守備網に引っかかり、二~三人がかりのプレッシャーに潰された。しかしめげずに42分、インターセプトからパスを送るなど攻撃への意欲をあらわに、存在感を示していた。
試合後の林の談話は以下のとおり。

○林容平の談話

結果が出ていないので。それがすべてだと思います。
(前半の後半以降)ちょっとずつあいだが空いてきて少しずつリズムが出てきたんですけれども、ゴールが近かったかというと、個人的にはそうは思わなかったです。最後の精度がやっぱり、個人としてもチームとしても精度が悪かったかなと思うし、ラストパスも「ここを通っていれば」というところを通せない場面が何回もあって。あそこを通るか通らないかで試合が変わってくるし、そこが仕事なのに、情けなかったです。

前半の立ち上がりはどこのチームも厳しく来る。そこから少しずつよくなってきたかなというのはありますけれど、そこから先が、つないでいても勝てないですし。
そこまで行かないと始まらないですけれども、そのあとの(フィニッシュ、あるいはフィニッシュにつながる)かたちが見えてきていないかな、と。

チームとしてというより、ぼく個人として、練習試合や練習でできていたことが出せていない。シュートの場面ももっと落ち着いて判断できると思います。そういうものが公式戦になるとなかなか出てこないのは、どこかで意識しているのか、自信がないのか、そういうものを身につけていかないと点も獲れないと思います。

 

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