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【三連戦のコメントアーカイヴスその2】J1第23節対サガン鳥栖戦(08/28)/J1第24節対サンフレッチェ広島戦(08/31)[4,860文字](2013/09/14)

◆三連戦のコメントアーカイヴス その2/J1第23節、第24節
本日14日、FC東京は国立競技場でJ1第25節の対浦和レッズ戦を戦う。一週間前には天皇杯の初戦に臨み、横河武蔵野FCに延長戦の末、辛勝。二週間前の8月31日にはJ1前節にあたる第24節の対サンフレッチェ広島戦を戦っている。その試合と、直前の28日におこなわれたJ1第23節対サガン鳥栖戦、直近のJ1二試合の選手、監督コメントをお届けする。
東京は、J1第22節の対ジュビロ磐田戦では前半45分間をほぼ相手にやられっぱなしになりながらも、セカンドハーフに盛り返して0-0の引き分けに持ち込み、第21節対横浜F・マリノスにつづく連敗を阻止した。
中三日で戦ったホームの第23節ではさらにアグレッシヴな内容となり、0-2から2-2に追いつくスリリングな戦いを見せたが、最後の1点をどちらが奪うかという試合展開のさなか、鳥栖の水沼宏太→豊田陽平コンビの質の高いゴールで決勝点を奪われ、2-3で惜敗した。2-2から一気に勝ち越せなかったこと、そもそもリードされるまで迫力ある攻撃で点を奪えなかったことなど、反省点はあったが、渡邉千真&平山相太の2トップ+ルーカスの破壊力が確認できるなど、ポジティヴな収穫もあった。
そして第24節では3-4-2-1を採用。能動的、積極的なプレーで、アウエーながら2点をもぎとり、上位の広島を下した。東京は昨年もアウエーでスタートから3バックで臨み、広島を下して、そこから終盤に向けて勢いを増している。この第25節対浦和戦で、昨年の再現となるかどうか。
対鳥栖戦では、得点者ふたりから、ゴールについての手応えと、率直な試合への反省を聞くことができた。また対広島戦のあとは、3バックというフォーメーションではなく、状態がよかったことへの手応えが感じられる談話が多かった。

高橋秀人は今週「3バックは本来引いて守るのに適していると思うが、東京の3バックは高いラインに挑んでいる」という意味のことを言っていた。ランコ ポポヴィッチ監督は対広島戦後、「ウチの3バックはラインが高い。そこは相手(広島)とはちがう」と発言。符合している。

あくまでも果敢に挑むスタイルが東京の基本姿勢。それが浦和を相手にどう表現されるか。結果のみならず、内容にも注目したい。

◆対サガン鳥栖戦試合終了後の談話(J1第23節)

◯平山相太<0-2から1-2と1点差に迫るゴールを決めた>の談話

2点差がある状況で入ったので1点獲れればその次も獲れると話していました。まずは1点を返せればいいと思っていました。
(得点した場面は?)サイドでボールを持って何本かクロスが入ってきていました。左からの1本を外してしまい2本めでしたし、それで獲りたかった。

国立で、しかも頭で決められたので、個人的には嬉しかったですけど。勝てなくて悔しいです。
(途中投入される際の監督からの指示は?)得点とかゴール前のプレーについて言われていたので、真ん中で仕事ができればいいと思っていました。
(渡邉千真との2トップはなかなか練習ではやらないかたちでしたが?)
ふたりともペナ幅やゴール前で迫力を持ってプレーすれば得点のチャンスも増えると思う。サイドにはあまり出ないように。そういう話はしていなかったんですけれども、(互いに最適なプレーの意図を)感じてできたかなと思います。

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