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三試合ぶりの得点なるか「自分たちが攻撃する時間を増やさないといけない」(渡邉)【今週の小平】渡邉千真、長谷川アーリアジャスール、ランコ ポポヴィッチ監督 [4,073文字](2013/08/27)

前節対ジュビロ磐田戦から中三日で次節対サガン鳥栖戦を迎えるFC東京。26日は小平グランドで一部練習をおこなった。この日、別メニューだった森重真人とチャン ヒョンスのうち、森重は本日27日から合流の模様。チャン ヒョンスは状態次第で合流がずれる可能性がある。
移籍や故障離脱によって人数が少なくなっていることもあり、全員がベンチ入りするつもりで取り組まなければならない状況だ。

二試合連続無得点の結果が示す通り、攻撃が喫緊の課題。前節、ボランチで先発しながら終盤はトップ下でプレーした長谷川アーリアジャスールは「最近は守備のことばかりを言われますけど、攻撃ところも最後までやりきる、あいだでボールをもらって前を向く、そういうことが少なくなっていると思う」と指摘。細部の修正をしながらいいときのフォームに近づけていくことが必要だろう。
また、長谷川とタテに列んだ1トップの渡邉千真は「自分たちが攻撃する時間を増やさないといけない」と、シュートを撃つ以前にチャンスを増やす、チャンスをつくるために攻撃している時間を増やす必要性を訴えた。単純にシュートの意識を高めればよいというものでもなさそうだ。
ランコ ポポヴィッチ監督は「シュートありきになってしまうと意味がない。必要に応じた状況判断が大切で、シュートを撃つタイミングでシュートを撃つのか、それともパスを選択してより確率の高いほうを選ぶのかということにこだわってやってきています。攻めきってシュートで終わろうと話すことはできますが、実際にピッチに入ってそれをやろうとしてもかんたんなことではありません。いちばんいいのはそういうことを意識せず、流れのなかで結果的にシュートが増えている、ゴールが増えていること。なんでもかんでもシュートにするよりは、自分たちのサッカーをやりながらゴール数が増えている、という結果につながっていればいいと思います」

状態がよく適切な判断ができていれば、確率論的にゴール数は増える。まだ残暑は厳しいが、頭だけはクールにして試合を迎えたいところだ。

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