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センターサークルにて再起を誓う青赤軍団「これじゃだめだと、みんなが危機感を持っています」(森重)【今週の小平】徳永悠平、森重真人、東慶悟、ランコ ポポヴィッチ監督 [4,116文字](2013/08/22)

<Contents>

 

◆センターサークルにて

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◯こぼれ話:気合の短髪、加賀健一
◆【FC東京×東京ヤクルトスワローズ】「東京のスポーツを盛り上げよう!」[FC東京篇]出演のふたりは……。
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◆センターサークルにて

21日、FC東京は小平グランドにて午前10時から一部練習をおこなった。前日の20日は二部練習。疲労をとりながらチームの基本を整えていく狙いがあったようだ。ゴールキーパーからのビルドアップではプレッシャーのかけどころを分散させるためのポジション移動と運び方の追求をじっくりと、丁寧におこない、ここまで積み重ねてきた「自分たちのサッカー」を再確認していた(なお別メニュー調整になっていた米本拓司は順調に回復してきている)。

メニューの合間にはセンターサークルに選手を呼び寄せ、座らせてランコ ポポヴィッチ監督が話しかけた。これまでチームとしてブレないように継続して自分たちのサッカーを追求してきた。個々人のこまかいところは改善していかないといけないが、あまりこまかいところばかりに拘泥してもぼやけてしまう──などなど。

このときの内容とそれを反映して取り組んだことを森重真人は次のように話す。
「チームとしてやるべきことはまったく変わっていない。ポジショニング、お互いの距離感、連携。そこをより話し合って、誰かに任せるのではなく、もう一回確認しました。たとばぼくと(太田)宏介とか、近い選手同士で話しながら、一人ひとりが周りを動かしていけるか」
ほかにも森重とルーカス、塩田仁史と石川直宏、高橋秀人と石川(⇒写真)など、ピッチのあちこちでコミュニケーションを図っている様子が見られた。ルーカスと話していた森重に内容は何かと訊くと次のように答えられた。
「ルーコン(ルーカス)とは、ルーコンに自分が出すタイミング、ルーコンが受けるタイミング、受けるにしても背負うのかスペースに行けるのか、ルーコンも自分にパスをくれなど、いろいろな要求をお互いにしました」

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やはり前節、横浜F・マリノスに完敗したことがあらためて選手たちの危機意識を呼びさましたようだ。
「マリノスに負けてこれじゃだめだと、みんなが危機感を持っています。一人ひとりがどうすればよくなるかをもっと考えていければ。それが正解じゃなくてもいいんです。そういう集団になっていければなと」(森重)

(残り 3126文字/全文: 4107文字)

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