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【有料記事】レポート◆吸収力の高さゆえ、水を吸い込みすぎて重くなったスポンジのような現状。ネガとポジが交錯する小平。フレッシュな戦力が不安を吹き飛ばすか~米本拓司、平山相太、小川諒也、城福浩監督(2016/04/27)

J1とACLを合わせて公式戦三連敗。前節の対ヴァンフォーレ甲府戦でようやく勝点1を得たものの、そのファーストハーフはACL第5戦対全北現代モータース戦のセカンドハーフと同様、今季ワーストと言ってもいい内容で、試合後のゴール裏からはブーイングが浴びせられた。
2ステージ制となったJ1と、グループステージ突破がかかるACL、早急に結果が求められる状態で、チームづくりの初期段階、基礎の刷り込みに苦しむFC東京という構図は明白。低迷を脱しきれず、半ば義務付けられた次節の勝利獲得に向けて責任ある立場の副キャプテン米本拓司、そして城福浩監督は、神妙な表情で現状の課題をを的確に説いた。いっぽう、復帰したばかりでこれからコンディションを上げていくのみの平山相太と小川諒也は不振のチームにあってポジティヴなオーラを発散している。
いまチームはどういう状態なのか、どういう目算で対アビスパ福岡戦に臨むのか、キーマンたちの言葉を拾った。

ボランチで出場をつづけている米本拓司は、まず直近の課題について明確にした。
「点を獲らないと勝てないので攻撃の練習をやっている。ひとつの鍵はセットプレーだと思う。セットプレーで失点しないということを考えてプレーしないといけない。練習でやっていること以外、(試合で)なかなか出せない。練習でやっていることをしっかり出せば勝点3を獲れると信じてやれればいい」

そしてある意味低迷の原因でもある、中長期的な視野に立ったチームづくりにも言及した。
「(ボールを支配しながらの堅守は)難しいので、そんなにすぐにはできない。できたらいちばんいいんですが。勝ちにはこだわらないとだめですけれども、

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