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入口に立ったタマ「最後に勝負が分かれてしまってほんとうに悔しい」【コメント】三田啓貴_2013 Jリーグディビジョン1 第14節 FC東京対サンフレッチェ広島(07/06)_第2報[2,293文字](2013/07/07)

この中断期間の練習やキャンプを観ていないファンにも、三田啓貴の変貌は伝わったのではないだろうか。
先発メンバーに入っていない選手がそのポジションを掴むことは非常に難度が高い。もし故障者が出て枠が空いたとしても、モチベーションの高さ、コンディションや技術の練度を総合した好調を維持し、結果を出しつづけないことには、ポジションを獲得できない。

三田は「練習、練習試合の一つひとつに気が抜けなかった」と言っていたが、まさにそのとおりで、7月5日まで、ワンプレーの一つひとつをやりきったからこその先発出場だった。

しかしここで先発メンバーに入ったからにはもう入団したての「おまめさん」ではなく、キッカーとしてセットプレーで得点に絡んだり、前めの選手として実際のゴールを決める、アシストするという責任が生じる。
もうプレーメーカー、中心選手なのだ。
がんばっているのは誰の眼にもわかるが、それだけではいけない立場になった。

三田は「ブーイングは聞きたくないし、勝ちきれないゲームをしてしまって申し訳ない」と、その立場と責任を実感している。
「入口」に立った三田の、試合後の談話をお読みいただきたい。

 

 
○三田啓貴の談話

 

 

――傍目にも気合が入っているのがわかる、攻めも守りもいいプレーをしていたと思うんですけれども、味スタのピッチに立った実感は?

何試合かナビスコでスタメンをこなしていたので、全然緊張はしなかった。守備もうまくはまっていたし、ほんとうにいいゲームができたと思うんですけど。最後に勝負が分かれてしまって、ほんとうに悔しいです。

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