「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【有料解除】【トピックス】『SBGヒーロー2022』総評・前編(22.11.3)

マテウスのスーパーセーブに何度救われたことか。

マテウスのスーパーセーブに何度救われたことか。

■被決定機を防ぐ、ビッグセーブの数々

海江田「3位はピンチを防ぐファインセーブを連発したマテウス(20試合0得点)。城福体制となってから起用され、体調不良のアクシデントを除いてゴールマウスに立ち続けました」

岸上「出られない時期は通訳の岩打弦大さんの存在が大きかったみたいですね」

海江田「シーズンが終わったいま、今度、そのへんの話を聞いとかないとな」

田中「先日、セカンドを務めることの多かった長沢祐弥に話を聞いたら、『自分と、マテウスや(高木和)徹くんとの違いは、チームを救うビッグセーブがあったかどうか。ふたりは出場したゲームで勝点に直結するプレーが必ず1回はあった』と言っていました」

海江田「たしかに。基本的に守備の選手は90分を通して安定したパフォーマンスを求められるけれど、シーズン序盤の8戦負けなしに貢献した高木和、終盤の6連勝&5試合連続クリーンシートの立役者となったマテウスは、その点でも抜群に目立っていた。特に第41節のアルビレックス新潟戦(1‐0○)、マテウスの右足のセーブにはしびれたね」

田中「まさにチームを救う正真正銘のビッグセーブ」

岸上「データ的にはマテウスのセーブ率はリーグトップ。シーズン前半の大量失点のゲームに絡んでいないのが大きく、ビルドアップのミスから致命的な1対1をつくられるシーンが少なかったのもあります」

海江田「新潟戦の監督会見で、城福監督がキーパーも高い位置を取って参加する新潟のビルドアップに言及していたの憶えてる?」

田中「ありましたね」

海江田「自分たちは時間的な制約により、そのやり方を採用するにはリスクがあったと。で、そのあとの囲み取材、チームの将来設計に盛り込まれているのか訊いたんだよ。すると『そうありたいとは考えているが、かといってチームのストロングを消したくはない』との回答。後ろの選択肢を増やすのは、バックパスを極力少なくして、早く相手のエリアに入るという現在の方向性からはズレるじゃん。いずれトライするのはいいとして、難しさが出てくる可能性もある」

岸上「最近の世界的な傾向では、ビルドアップはプラス1のやり方でも古い。同数でボールを回せるなら回したほうがいいという流れです。第9節のロアッソ熊本戦(2‐3●)みたいに、完全にハメられる展開になると話は別ですが」

海江田「そう、だから実装する場合はあくまで限定的な使い方になるのかなと。仮にそのタスクを求められたとしても、マテウスはどんとこいでしょう」

***

「あくまでいちライトサポの目線からですが、昨季までは自分のパフォーマンス第一というか、どこかチームの外側にいるような雰囲気を醸し出している印象がありました。しかし、ブラジル代表のトレーニングに参加して以降再び定位置を掴んでからハッキリとモードが変わったように思います。彼のおかげでいくつの勝ち点を拾ったかわからないパフォーマンスはもちろん、サポーターやリヴェルンとの関係、ビッグセーブを見せた後の雄たけび、試合後コメントなど、3年目にしてヴェルディを背負う気持ちを感じた嬉しい一年でした。来年も一緒に戦ってほしい!」(ドードー)

「リーグ戦後半戦と天皇杯躍進の立役者。フロンターレ戦の勝利はこの人なしには成し得なかった。リーグ1位のセーブ率は納得。序盤戦から出場できなかったのが悔やまれる」(hsk)

「スーパーセーブ連発!守備が安定した。安心して試合を見ていられた」(tk32)

「シーズン途中からでしたが、幾度となくスーパーセーブ! ヴェルディの正ゴールキーパー!!」(y194)

「やはりマテウスの安定感は素晴らしかったです。ひとつレベルが上でした。繋ぎのところで慌てるところも、少なくなったと思います。もちろん決定機のセービングに何度助けられたか」(緑のこうちゃん)

「8月半ばからまるで勝てなかった時期の試合も、最後まで見れたのは彼の一級品のプレーによるものでした。彼がいなければ、テレビを消してたである試合が数多く。前述と時期は前後するけど城福監督の就任&ブラジル代表トレーニングへの参加後の安定感と信頼感はすさまじかった。加えて、チームの失点後など周囲へ声をかけジェスチャーで奮起させるシーンも多数見られ、どんどんチームの中心メンバーになっていったシーズンでした」(Sサイズの緑色)

「ポジションを奪い返してから圧巻のパフォーマンス。他のキーパー陣も悪いわけではないが、安定感という意味で格の違いを披露してくれたと思います」(SS)

「天皇杯含めての神セーブに何度救われたことか…!」(kamang)

「マテウスが戻ってきてから徐々にチームとして守備が良くなっていく感じがあった。1対1の場面でも簡単にはゴールを許さず背番号1に相応しい活躍だった」(ピーフォ)

「やはり圧倒的な安心感があった。堀前監督に干されたのが謎で、城福監督が就任して使い出して良くなった」(taka1987)

「スーパーセーブの数々、シーズン終盤に希望を喪わなかったのは、マテウスがいたからです。ありがとう」(緑のサウナ)

「守備での貢献はNo1だと思う。安定していたし、何点防いでくれたことか」(tackame)

「安定感があった」(キザオ)

「今年マテウスのお陰で勝点を何点拾ったか。終盤のマテウスの熱さに感動!ラインダンスのニコニコも素敵です」(taka taka)

「今年は正直自分の中では選びにくいのですが、印象だけで選んでます。復帰してからのシーズン後半戦は、マテウス選手の神セーブのおかげで勝ち点を得られた試合が多いと思ったので。ホントいてくれてよかった!」(mtamu)

「今年のハイライトの一つが天皇杯ベスト8。川崎戦勝利の立役者として選びました」(緑の中年)

「結局は最後の砦として守備に落ち着きをもたらしたかな、と」(しりんぐ)

「快進撃の陰の立役者。セービングはもちろんパントキックも冴えた」(まつしろ)

「ブラジル代表のトレーニングに参加してから明らかに変わった。集中を欠いたプレーをした選手に大声と大きなアクションで怒る姿なんてそれまで見たことなかった。キックの精度も上がっていて、チームが嵌めに来た相手を苦にしなくなってきたのも、マテウスの貢献度が高い。最終節セレモニー後のゴール裏へ挨拶に来たのは気になるけど。来シーズンもいてくれるよね?」(モト)

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