「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【有料解除】【トピックス】『SBGヒーロー2022』総評・前編(22.11.3)

とにかく頼りになったンドカ・ボニフェイス。

とにかく頼りになったンドカ・ボニフェイス。

■まさにJ2トップクラスのセンターバック

海江田「今季のSBGヒーローは誰になるかホントわからなくてね。例年、開始してすぐに届く50票くらいを見れば、トップはほぼ確定していたんですよ。開票率5~10%で当確が出る選挙速報みたいな感じで」

田中「なるほど」

海江田「そんで、記念トロフィーに使う写真の選定やデザイン作業に入っていたんだが、今回は集計が出るまでまったく動けなかった。序盤はマテウスに1位票がバンバン入って、おっ、これは初の外国籍選手の受賞もあるかと」

岸上「今年、票が割れるのはわかりますね。個人の趣味の問題になってくる」

海江田「それでいいんですけどね。各々のヒーロー像やインパクトを受けるツボは違って当たり前だから。あと、今年も締め切りを過ぎてからの投票がいくつかあって、コメントは採用しましたが、ポイントは加算されてないです。含めていたら2位以下の順位は動いていたかも。次回からお気をつけを」

田中「投票はどうぞお早めに」

海江田「ハイ、ではいきましょうか。『SBGヒーロー2022』に輝いたのはンドカ・ボニフェイス(32試合3得点1アシスト)! 田中さん、岸上さんが揃って2位票を投じています」

田中「チームを勝たせるためのプレーを追求し、牽引したひとり。もし彼がいなければ負けていたゲームは少なくなかったでしょう。城福(浩)監督の求めるハイラインはボニのように後ろをカバーできるセンターバックがいてこそ」

岸上「戦術的に欠かせないキーマンだったと思います。ボニが相手のエース封じを担い、後ろが数的同数の守備を引き受けることで成り立つもの。攻撃面でもフィードやドライブしてラインを越えるプレーで局面を打開した」

海江田「最終節のファジアーノ岡山戦(2‐0○)、河村慶人の先制点につながった持ち上がりはすばらしかった。終盤、ボニがPKを獲得したシーンも印象深い」

岸上「第37節のFC町田ゼルビア戦(2‐2△)ですね」

田中「あれはボニ自身が『ひとつのターニングポイントになった』と話していました」

岸上「持ち前の空中戦の強さに加え、ゴール前のディフェンスにおいてはボニの反応力、カバーリング力にどれほど助けられたか。まさにJ2トップクラスのセンターバック。谷口栄斗とのコンビもマッチしていたように見えます」

田中「上から声がかかって当然で、実際にJ1でやれるだろう選手のひとり。より頼りになる選手になり、人間的にも大きく成長したシーズンだったのでは」

海江田「キャラクターも得がたいものがあったね。無骨に見えながら、妙にかわいらしいところもあって」

田中「みんな好きにならずにはいられない」

海江田「当然、読者コメントは『来年も一緒に!』 の大合唱です」

***

「抜群の存在感。ゴール前の壁としてだけでなく、ビルドアップのキーパスも蹴れるようになり、もはやチームの顔と言える存在に。文句なし」(Gorikong)

「フィジカルを生かした競り合いの強さはもちろん、「あっ」と思った時に颯爽と現れるカバーリング、良いフィードも通し出して攻撃面でも頼りになる隙の無い素晴らしいDFに」(masatagu)

「闘将!こういう選手が見たかったと言えるパフォーマンスとリーダーシップ!ボニと一緒に昇格したい!」(てつのっぽ)

「年間を通してチームの核として最終ラインに君臨。元々の強みに加えラインコントロールやビルドアップも武器として新装備し、もはや無敵の存在に。闘志を剥き出しにし、チームを鼓舞する姿も確実に好影響を与えていた。新たなヴェルディの3番として、昇格に向けて共に闘い続けてほしい!」(てつ)

「今年はコロナの影響もあり、一年トータルで活躍するのが難しかったシーズンでしたが、1番安定して活躍してくれた1人かなと思います。ディフェンスラインにボニの名前がないと不安になる! 夏場から終盤にかけてのパフォーマンスはJ1レベル! 個人的にはチームに欠かせないNo.1プレーヤーでした」(玉三郎)

「年間のご活躍と、ディフェンスリーダーとしてルーキー大学生や若い守備選手たちをよくぞここまでサポートしてくださりました。文句なしでしょう」(ビール大好き)

「リーグ終盤、チームを鼓舞する姿は本当に頼もしかった。6連勝中も何度もピンチを救ってくれた。文句なしの1位」(きし)

「守備ではもちろん柱だし、攻撃時、特にセットプレイで重要なピース。怪我なく稼働できるのもポイント高い。また、インタビューでヴェルディに足りないメンタリティの重要性を発信しているのも好印象」(G Best)

「一年通して安定した守備を見せてくれた」(よつ)

「岩手戦て解説されていた柱谷哲二さんのコメントである“強いヴェルディのDNAは守備”というスピリットを体現してくれた」(CNM)

「序盤は出遅れたものの、夏場以降は、最終ラインの壁となって身体を張り続け、相手エースを封じ、弾き返し続けてくれた。今までの強さに加え、今年の終盤は読みやポジションどりも良くなっているのではと感じました。持ち上がって縦パスの精度も日に日に増していくだけでなく、貴重なゴールも奪ってくれた。DFラインの上げ下げや統率に加え、メンタル面でもチームを引っ張ってくれたと感じます。失点が多い時期もあったけど、最後は5連続無失点での6連勝で終えられ、ボニの好プレーが形になってシーズンを終えられたのも嬉しかったです!」(やん)

「気持ちが伝わってくるプレーや発言。本当に後半は救われました。ありがとう」(garcons007)

「守備の要としての圧倒的な存在感。終盤戦では攻撃においても効いていた。今、一番キャプテンマークが似合う選手だと思う」(しんふう)

「シーズン開始時はアクシデントがあったが復帰後は安定した守備、勝負にこだわる姿勢、気持ちでチームを支えた」(かぴとん)

「今シーズンのボニはパワーファイターの土台に縦パスの意識も高くなりリーグ屈指のCBに成長した。ヴェルディにいればまだまだ成長する! 来シーズンもヴェルディで!」(dash1969)

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