「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『GWの締めくくりは勝利で』 松橋優安「ここがスタートライン」5月6日(月・祝) J1第12節 ジュビロ磐田戦 13:00 味の素スタジアム(24.5.5)

ついに東京Vで初ゴールを決めた松橋優安。今後のキャリアを大きく変える可能性がある結果を手にした。

ついに東京Vで初ゴールを決めた松橋優安。今後のキャリアを大きく変える可能性がある結果を手にした。

■やり続けられる選手が結果を残す

大きな一歩を踏み出した。前節のサガン鳥栖戦、東京ヴェルディは後半アディショナルタイムに松橋優安がゴールを決めて2‐0の勝利。3戦連続のクリーンシートで、5試合ぶりの勝点3を手にした。

「やっとヴェルディのユニフォームを身にまとって点を決められました。サポーターも自分のゴールを待っていてくれたので、まずはひとつ取れてよかったです」

2020年、東京Vユースからトップに昇格し、5年目のシーズン。SC相模原やレノファ山口FCへの期限付き移籍を経験し、2年半ぶりに復帰した今季、ついにJ1初ゴールをマークした。

「レンタルで学んだのは、サッカーだけでは一流の選手になれないということ。自分が試合に関われないときもブレることなく、やり続けられる選手が結果を残すのを見てきました。特にメンタルの面は大きく変わったと感じます。当時は周りから失敗と見られたかもしれませんが、僕にとってすばらしい2年半でした。これでやっとスタートラインに立てた。チームとして、個人としても結果を出して上にいけるように、次の試合に向けていい準備をしていきたいです」

5月6日のJ1第12節、東京ヴェルディ(14位)はジュビロ磐田(11位)と対戦する(13:00 味の素スタジアム)。

「以前よりサポーターがめっちゃ増えていて、声の大きさが圧倒的に違いますね。みんなと勝利を分かち合いたい」と語る松橋が、次は味スタで一発叩き込めるか。ホームの大歓声を一身に集める気分はひと味もふた味も違うはずだ。

当日の天気予報は曇りで、最高気温は24℃となっている。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
クラブハウスにうず高く積まれたダンボールに目を留め、「おっ、リヴェルンのぬいぐるみじゃん!」と、日テレ・東京ヴェルディベレーザの中村和哉GKコーチの声。知人から買ってほしいと頼まれたが、売り切れで困っていたらしい。
4日、みどりの日。マスコットキャラクターのリヴェルンは4回目の誕生日を迎えた。これに合わせ、昨年のシーズン終盤から続く品薄を解消すべく大量入荷というわけだ。「最近、特に子どもからの人気はすごいですよ。ホームタウンのイベントに参加したときはわっと囲まれ、関心の高さをひしひしと感じます。愛嬌のあるキャラクターで、これからも皆さんに可愛がっていただければ」と言うのは付き人を務めるクラブ関係者のNさん。リヴェルンぬいぐるみ(3,410円)、リヴェルンぬいぐるみキーチェーン(1,980円/ともに税込)の購入希望者は、味スタグッズ売り場へ急げ。

[今季の1試合平均入場者数] 23,492人(  7/20位
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2019年 5,371人
2020年 2,429人(コロナの影響により参考外)
2021年 3,246人(〃)
2022年 4,955人(〃)
2023年 7,982人

●ランド地獄耳●
▼初ゴールを決めた松橋を、ユースの先輩である森田晃樹は手荒に祝福。「髪を引っ張られ、投げ飛ばされ、蹴られ。一緒に喜んでくれてうれしかったですが、うちのかわいいキャプテンはツンデレなところがある」(松橋)。ちょいとツンが強すぎないか。
▼練習から引き上げてきた山田裕翔に、「デジっち(の踊り)やってください!」とせがむアカデミーの選手たち。J1初出場となった鳥栖戦のあともサポーターに披露した、トリッキーな“ヤマダンス”が密かに注目を集めている。「わかりました。これからはヤマダンスということで。試合で貢献したうえ、自分なりに盛り上げていきたいです」(山田裕)。味スタ名物になってしまえ。

 

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