「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【有料解除】【トピックス】『SBGヒーロー2022』総評・前編(22.11.3)

華麗さに加え、ボール奪取の能力も飛躍的に高めた森田晃樹。

華麗さに加え、ボール奪取の能力も飛躍的に高めた森田晃樹。

■緑のモドリッチに急接近

海江田「2位は森田晃樹(34試合4得点2アシスト)。田中さん、岸上さんはともに1位に選出しました」

岸上「ここまでシーズンの終わり頃は抜群にいいパフォーマンスを見せていたところ、今季は序盤からかなりやってくれたなと。城福監督になってから[4-4-2]の2ボランチの一角で躍動し、球際の強さをはじめ守備の強度が格段に上がった」

田中「ボニと森田、どちらもヒーローにふさわしい選手だと思います。やはりユース出身の森田がいつかヴェルディの中心になってほしいと期待を込めて1位に」

海江田「わかる。ただ、おれの場合はまだまだやれるぞという感じかな」

田中「海江田さんの投票はチームに貢献した選手を広げて話したいという意図も?」

海江田「いや、そうではないね。こういうのはどうしてもシーズン後半の印象が強く出がちだからさ。SBGラジオでも話したとおり、全体を通して見て今回は1位と2位が早めに決まった。ボニと同じく森田も選ぶなら3位に入れていい選手ではないなと」

岸上「僕はかねてより森田の将来像にルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)をイメージしていて、攻守ともにレベルアップして理想に近づいてきたなとうれしく見ています」

海江田「昔、17歳の頃の森田に同じようなことを言ったよ。『コーチからも言われるんですが、僕はエデン・アザール(RMA)みたいなプレースタイルのほうが好みで』といまいちピンときてない様子だった。いまはどんなふうに考えているか」

岸上「あとは数字を残すために、遠めからゴールを射貫く強烈ミドルがあれば」

海江田「ですね。それは城福監督も話していて、もうひとつ前を持ち場とするには『スコアを動かせるひと振りが必要だ』と」

田中「城福監督の就任当初、求められる要素から考えて、主力を外れる可能性もあり得ると思ったんですが、見事にフィットしましたね」

海江田「その危惧は理解できる。ところが持ち味をさらに色濃く出して、37節の町田戦のドリブルで切り込んでいくところなんか、サイコーにカッコよかった」

岸上「スイッチしてシュートした奈良輪雄太がオフサイドになってしまって」

海江田「それそれ。結果的に幻のゴールとなって世に出ず、限られた緑者のみが記憶に刻む宝物です。エルゴラは今年の顔みたいなシリーズでインタビューしたんだよね?」

田中「今季を象徴するプレーヤーで、ぱっと浮かんだのが森田選手でした。11月中旬に掲載予定です。皆さん、ぜひお手に取っていただければ!」

***

「司令塔。マエストロ。チームの心臓」(緑茶)

「今のヴェルディの中で、来季一番移籍してほしくない選手は?と自問自答した時、頭の中で、森田コウキ選手の名前が出てきたので!山本、新井選手が抜けたあとの今年の成長、活躍は目を見張るものがありました!仮に抜けたとしたら、来年は石浦選手の成長に期待したいです!」(緑へー)

「ヴェルディの象徴!攻守で存在感がすごかった!!」(肥後のみどりもん)

「城福監督になってから、明確に力を発揮していた。来年も必ず必要」(FM)

「わくわく感あふれるヴェルディらしさ」(doracat.)

「昨年よりフィジカルが強くなり中盤でのボール奪取が試合の中で何度も見る場面が増えたこと。ボールを持ってるときには周りを見て相手の嫌がるところにパスを通せるところが良き!」(しょうくん。)

「元々アベレージ高いパフォーマンスが持ち味だと思ってましたが、監督交代のあたりからは凄みを感じました。彼の周りだけ、時間の進み方が違うように思えたことも。これって、いわゆるオーラなのかな、と」(mkassy)

「いるといないとでチームの創造性がまったく違う。どんな選手になるのかずっとワクワクして見続けてきた才能が、遂に開花したのだと思う。何よりも、この賞を贈ることで来年もヴェルディに残りたいと一ミクロンでも思ってもらいたいから、1位に投票します。来年は10番で! 期待しています!」(湾岸ヴェルディ)

「21シーズン最終戦に『これが天才か…』と舌を巻いたものですが今シーズンは年間を通して活躍。ターンとトラップで相手を外すヨミウリらしさに巧みな守備能力をプラスし、もはやこのレベルの選手を国内で探すのが難しいレベルになりつつあると思います。ぜひ来シーズンも『ヴェルディで』輝く姿が見たいです」(SAbe)

「中盤でプレスが厳しいなか、スルッと前を向き、攻撃のスイッチを入れる難しさを簡単にやってみせるだけでなく、強度の高い守備力も備わり、攻守の要となっていた。晃樹がいるといないとでチームのクオリティが変わる存在感を発揮してくれた。来年は10番を背負い、前目のポジションでこの才能を見たい!!」(ryo)

「シーズン前半と後半では別人のような活躍! 特に後半戦はテクニックだけではなく、守備の切り替え速さ、帰陣する際のスプリント、体の張った守備と、攻撃も守備もセットプレーのキッカーとしても、最も欠かせない選手です。来シーズンもヴェルディでの活躍を期待したいです!」(くま)

「年間を通じてだとやはり森田かと。来季は10番背負った姿を見たい」(みどりの内蔵)

「ヴェルディがヴェルディである理由は森田のボールタッチ、ターン、立ち位置」(かさごかづき)

「技術は無双級の上手さがあり、そこに加え今季は守備でも貢献していた。中盤で1枚2枚剥がせるからこそ、攻撃に転じれた場面が多かった!」(はくさん)

「リスクの高い場所でも積極的にボールを受け、持ち前の技術で攻撃に繋げる回数が増えて、チームの中心としてより逞しくなった印象」(びすまるくん)

「後半戦に、違いを作り出せる、相手にとってボールを持たせたら怖い存在になった。特に、アウェイ町田戦でのドリブル突破は、成長を感じた。センターラインはだれも抜けて欲しくないが、彼が抜けてしまった場合、現状のチームでのクオリティは全く異なってくるだろう」(OnO)

「ようやく開眼してくれたか、と。ボールの配球、フィジカルコンタクトともにひとつ上をいく選手になったのではないかと」(5の字)

「足元の技術に加え球際で本当に闘えるファイターになった!!! ポテンシャルは未知数だと思うので、今後は数字にとことんこだわって我を出して日本代表に選出されて欲しいです」(ハッジ)

「ボール扱いが上手ければいいというわけではないのは重々承知ですが、彼のボール捌きはいくら見ていても飽きません。彼の足先とボールとの間はピアノ線で結ばれているんじゃないかと思うぐらい、彼の足元にあるボールは敵に奪われません。そんな彼を見ているだけでも幸せだったんですが、最近は逞しさも身につけてただの天才から覚悟を持った天才になった感があります。来年は是非、チームを勝たせる天才として昇格への道を引っ張る存在になってほしいと切に願います」(tkhome)

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