デイリーホーリーホック

【日日の風景】「今年も見られる『勝負の神は細部に宿る』を信じる心」(2016/5/9)※無料記事

【写真 佐藤拓也】

【写真 佐藤拓也】

柱谷哲二前監督時代から恒例となっている試合前日のPK練習。今年もその光景が見られています。そして、「あの光景」も今年も変わらずに見られます。

昨年、PKを蹴る選手だけでなく、そのこぼれ球を狙おうとする動きが見られますようになりました。その意識を持ち込んだのは岩尾憲選手(現徳島)や宮市剛選手(現鳥取)といった元湘南の選手たちでした。「勝負の神は細部に宿る」という言葉があるように、決して高くない確率のチャンスを信じて、行動し続けていました。

今年、彼らがいなくなり、その姿も見られなくなってしまうのではないかと心配していたのですが、それは杞憂に終わりました。田向泰輝選手や佐藤和樹選手、そして兵働昭弘選手がその動きを見せているのです。

その動きが結果につながることはないかもしれません。しかし、1つ1つのプレーの細部にこだわり続ける姿勢が勝利を引き寄せる力となっていくに違いありません。そして、続けることによって、それは「伝統」となっていくのです。

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