「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ターンオーバー不可避の6連戦5戦目。 フレッシュな面々でリーグ戦3連勝を狙う [J8節 湘南戦プレビュー]

 

ACL準決勝を見据えた編成も

 

目まぐるしい勢いで次から次へと試合がやってくる。ガンバ大阪戦完勝の余韻に浸る間もなく、チームは次の戦いへ。湘南ベルマーレ戦との一戦に臨む。

 

 

 

川崎フロンターレ戦から中3日のヴィッセル神戸戦で先発を5人変更し、さらに中2日のガンバ戦で6人チェンジした。今度の試合も同じく中2日なのだから、流れを継続すると考えるのが自然。疲労度を考えれば、さらに多くの変更があるかもしれない。いずれにせよターンオーバーは避けられない。

この試合が終わると中3日でACL準決勝第1戦の蔚山現代戦が控えている。アウェイゲームでもあり、移動含めてタフさを求められる試合だ。タイトル獲得が現実味を帯びてきたコンペティションへの本気度は高く、そこでのスタメン選考から逆算した布陣が明日の先発候補だろう。

 

 

ハリー・キューウェル監督は選手全員を信頼していると何度も強調する。だからこそ柔軟な選手起用が可能になっている。では、明日のメンバーにサプライズはあるのだろうか。指揮官の言葉にヒントが隠されているかもしれない。

「(選手選考で)驚くことはないかなと思う。もちろんそういう選手が試合に出るかもしれないが、自分が見る限り、日々の練習で誰も落とさずやってきている自負があって、それは彼らにもあると思うからこそ(チャンスを)掴めるもの。彼らが掴んだものだから、しっかりとそこでやるべきことをやってもらいたいと思っている。なので、自分にとって「えっ!?」と驚くようなものはない」

 

 

誰が出場してもマリノス。誰を起用してもマリノス。1月15日の始動日以降、全員が同じメニューをこなしながらチームを作ってきた。特徴は違えども、目指すべき方向性はひとつ。大幅なメンバーチェンジや大胆な選手起用があっても驚くことではない。

 

 

試合に飢える水沼宏太

 

ガンバ戦でメンバーにも入らなかった水沼宏太、ナム・テヒ、松原健、上島拓巳といった主力クラスの面々は負傷ではない。コンディション調整に専念し、万全を期して湘南戦に臨む構え。メンバー入りしたものの出場機会のなかった渡邊泰基も含めて、スタメンの有力候補になる。

 

 

 

畠中槙之輔が長期離脱から復帰したばかりで、ガンバ戦の終盤に右太もも裏を痛めたエドゥアルドがコンディションに不安を抱えている。すると渡邊はセンターバック起用ではないか。

 

 

ヨコエク

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