出場停止ポープ・ウィリアムの代役筆頭候補は白坂楓馬。 「選ばれた時には全力でチームのために、マリノスのためにやるだけ」 [J5節 名古屋戦プレビュー]
ターンオーバーしないキューウェル監督
代表ウィークによる2週間のインターバル期間が終わり、公式戦が再開する。
名古屋グランパス戦を皮切りに、蔚山現代と戦うACL準決勝の第1戦まで中2~3日で6連戦になる。3月下旬から4月中旬のゲームに夏場の厳しい暑さはないが、移動を含めたハードスケジュールなのは間違いない。シーズン序盤のヤマ場と言っていいだろう。この季節特有の花粉症も油断大敵だ。
ここまで消化した7試合でハリー・キューウェル監督が披露した采配は、昨季までチームを率いたケヴィン・マスカットとは一線を画するもの。それを象徴しているのがアンデルソン・ロペスの起用法である。
リーグ戦では全3試合にフル出場。ACLでもラウンド16のバンコク・ユナイテッド戦から準々決勝の山東泰山戦までの4試合を83分→120分(延長戦含む)→90分→84分とほぼフル稼働させている。公式戦7戦6発の大エースへの厚い信頼と依存度の高さは、もはや紙一重だ。
ロペスだけではなく、なるべくスタメンに触らず、あまりターンオーバーしていないのも特徴のひとつ。結果がある程度出ているチームを能動的に動かそうとはしない。気持ち良くプレーできている選手心理を尊重した起用法に見える。
連戦の初めとなる明日の名古屋戦はもちろん先を見据えたスタメン先行にならず、一戦必勝のベストメンバーで臨むはず。ヤン・マテウスの負傷欠場は痛いが、マリノスには水沼宏太がいる。前節の京都サンガF.C.戦で存在意義を示したパフォーマンスに引き続き期待したい。
とはいえ今後は選手のコンディションを見極めながら、どこかのタイミングで手を加える必要も出てくるだろう。次戦以降を見据えて交代カードを切る時間が早くなっても驚けない。キューウェル監督の未知数の部分が少しずつ明らかになっていく連戦かもしれない。
畠中槙之輔の復帰時期は
起用したくてもできない選手は負傷者だけでなく出場停止の場合も当てはまる。直近の京都戦で退場処分となったポープ・ウィリアムは今節のピッチに立てない。
代役としてゴールマウスを守る筆頭候補は白坂楓馬になりそう。
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