「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

前節メンバー外のヤン・マテウスはメンバー入り濃厚。 前輪駆動のチームにとってポジティブな材料と言えるだろう [J30節 札幌戦プレビュー]

 

10連勝中の日産スタジアムで

 

9月初戦のFC東京戦こそドローに終わったものの、その後は連戦連勝で3連勝を達成。圧倒できない展開でも、勝負強く勝ち切る戦い方が板についてきた。

しかも明日は日産スタジアムでのホームゲームだ。

 

 

今季ここまでホームゲームは11勝2分と無敗で、圧倒的な勝利を誇る。さらに日産スタジアムに限定すると10勝1分。開幕戦のセレッソ大阪戦を引き分けて以降、目下10連勝中である。

とはいえ5連戦の5戦目で、簡単な試合にはならない。ケヴィン・マスカット監督も「メンタル的にもフィジカル的にも連戦で疲れていないといったら嘘になる」と本音を明かした。気候としては9月入って徐々に過ごしやすくなってきたとはいえ、それでも中2~3日の連戦は大変だ。

 

 

シーズン序盤のように選手をローテーションさせていないこともある。連戦だからメンバーを入れ替えるのか、それとも好パフォーマンスを発揮したメンバーで固定するのか、その是非を問う話ではない。どちらにもメリットとデメリットが存在する中で、最近のチームは先発変更を最小限にとどめている。

その理由として、台所事情は無視できない。宮市亮の長期離脱に続いて、西村拓真も負傷離脱した。小池龍太も瞬間的に別メニュー調整となっている。加えて外国籍選手は6選手全員が揃っていても、実際は1選手必ず起用できない。1位を快走しているのは事実でも、実はマネジメントが難しい状況で戦っている。

 

 

前節の京都サンガF.C.戦や前々節のアビスパ福岡戦を見ても、ピッチに立っている選手全員をベストコンディションで揃えるのは困難。最終盤での状態のバラつきは避けようがなく、なかなか足並みが揃わないのが実情だ。

しかし、だからこそホームゲームという追い風が選手を強く後押しするはず。台風14号の影響が心配ではあるが、できる限りのファン・サポーターに足を運んでもらいたい一戦だ。

 

 

意気込む畠中が有力候補だが

 

もし不安要素があるとすれば、それはエドゥアルド不在だろう。

 

 

 

ヨコエク

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