2024.03.17

「緊張で今もあまり試合の記憶が残っていない。でも交代する前にシゲさん（松永成立GKコーチ）に『いつも通りでいいから』と力強く背中を押してもらえた」（白坂楓馬）他 [京都戦後コメント]

2024年03月17日 17時41分　
カテゴリ： Jリーグ • レビュー • 選手コメント

[コメント]

ハリーキューウェル　監督

「今日の試合は見ている側が楽しんだ試合だったと思う。両チームの良い部分が出た。前半早々に自分たちが有利になり、良いゴールが生まれた。そこから気が緩んだのか、相手の強みであるカウンターを出させてしまい、点を決められてしまった。後半のゲームプランは相手がどうやってくるかに重きが出てきてしまう。相手の強みはカウンターやセットプレーだったので、どうやってスペースを使うかが大事だと思っていた。自分たちもひとり少ない状況になって10人ずつになったが、そうやってお互いに点を取りに行けば結果的に3-2だったが3-3や5-2など、どちらに転んでもおかしくない激しさがあったと思う」

――先発してゴールを決めた水沼選手と緊急出場してゴールを死守した白坂選手の評価は？

「水沼に関しては、彼というよりも自分が選んだメンバーが素晴らしい働きをしてくれたと思う。宏太が先発し、自分が求めていたことをピッチ上で表現してくれて、素晴らしいゴールだったと思う。自己中心的になるとGKに阻まれたり、枠をとらえられなかったりするが、あれがチームプレーだった。チームのために何をするかが見えたゴールだった。

白坂にとっては、華々しいデビューだったと思う。プレシーズン中から日々どれだけのことをやっているか自分は見ていた。急きょ出場しても問題なくできると思っていた。

そしてポープが前を出た判断だが、自分はあれを後押しする。あそこで出なければ何かが起きていたと思う。白坂もそうだが、交代で出場した選手にはゲームの流れを変えたり、より活力になることを求めている。今日も交代出場したメンバーがしっかりとやってくれた」

――連戦の中で退場者が出たり延長戦になったりと死闘が続いていると思うが、チームに対してどのような声掛けを行っている？

「自分たちが今シーズン特別な瞬間を求めているのであれば、自分は簡単な道を選ばない。難しい中でも結果を残し、それを続けていけるか。簡単なゲームはないと思っている。その中でスケジュールもそうだし、移動もあるが、この世界にいる意義は、それをやってお金をもらっている。自分たちがやろうとするスタイルは決して簡単ではないし、内容としても難しいと思う。繰り返しになるが、簡単な道を選んでも何も得られない。もちろん休暇も大事だし、その時にしっかり体を休めればいいと思う。今日のメンバー以外にもメンバーがいて、限られたレギュレーションの中で選ばなければいけない。選手たちは文句ひとつ言わずに自分たちを磨いている。何かを得るためには何かを犠牲にして信じてやることに尽きる」

DF 2 永戸勝也

「相手が10人になってからでも結構ウチのゴール前まで運ばれたり、カウンターでやられていた。それを考えると追いつかれてしまったところまでは妥当というか、起こるべくして起きた感じがする。でも一つひとつを振り返ると、相手が前に1枚、2枚残しているところに簡単にボールを入れさせてしまうのは、正直やらせてはいけないところだった。そこはなぜかできなかったので反省すべきかなと思う。