「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

加藤蓮のマリノスデビューが迫っている。 期待を超えるパフォーマンスで、ファーストチョイスの座を守り抜く算段だ。

 

 

シーズンをまたいでもなお、左サイドバック争いは混とんとしている。

本来ならば主戦を務める永戸勝也は昨年10月の負傷で部分合流にとどまり、同じ箇所の負傷で離脱している加藤聖も似たような状況にある。昨年7月に右膝前十字靭帯を断裂した小池裕太も、公式戦復帰はもう少し先だろう。

 

 

そこでスタメン候補に浮上したのが、新加入の加藤蓮だ。キャンプ中は吉尾海夏と入れ替わりながらディフェンスラインの左を務めた。左右両足を遜色なく扱えるキックは見どころ十分で、ビルドアップや守備になれば淡々と与えられた役割をこなしていく。

 

 

 

 

本職がMFの吉尾と決定的に違うのは「自分はここで勝負したいと思っている」と覚悟を決めている点だろう。2週間弱に渡るキャンプを終え、始動日から約4週間が経った。ここまでの時間を過ごした手ごたえは上々だ。

「チームには馴染めてきていると思うし、コミュニケーションの部分でもいろいろな選手と話すようにしている。ポジショニングのところもだいぶ整理されてきて、外に開いた方がいい時と内側に入る時と分かってきている」

 

 

もともと柔軟性や臨機応変さが求められるポジションだが、ハリー・キューウェル新監督によって施されたマイナーチェンジにも適応しなければいけない。今のところプレーに絶対的な正解はなく、時々の判断が尊重されている。

それを理解している加藤が続けた。

 

 

ヨコエク

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