「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

松原健が知っているのは、求められる重要性。 どのシーズンもどの監督にも必要とされてきたから、マリノス8年目がある。

 

マリノスで迎える8回目の始動日。松原健は緊張感の中にもどことなく余裕を感じさせる表情で列の先頭グループを走り、丁寧に言葉を紡いだ。

 

 

「気がつけば8年目で、すっかりおじさんになってしまった(笑)。長かったけど、でもあっという間の8年目。今年は監督はじめスタッフも入れ替わったので新鮮な部分がある。でもメンバーは去年からほぼほぼ残っているし、変わらない部分もある。やっと始まったな、と」

 ふと横を見ると、主に若手が居残り練習を行っていた。穏やかに眺める視線は、すっかりベテランのそれだ。

 

 

30歳。1ヵ月後の2月16日には31歳。新陳代謝の激しいプロサッカー界においてはどうしても年長の部類に入ってしまうが、まだまだ気は若い。

「すごく楽しみなシーズンが始まった。まずは常に試合に絡み続けることが個人の目標。昨年は怪我人が多かった中で幸い大きな怪我なくできたので、それを継続してやっていきたい。それにプラスして、よりパワーアップしていきたい。そして去年達成できなかったタイトル獲得をより意識してやっていきたい」

 

 

契約更新リリースが遅かったのは、第三子の誕生に合わせたタイミングというクラブの粋な計らいもあったとか。始動日直前の出来事をこう振り返る。

 

ヨコエク

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