「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「顎を骨折して、本当だったら今日の試合を目指すという話だった。でも少しでもチームに貢献したいという思いが自分を動かしてくれた」(角田涼太朗)他 [ACL山東戦後コメント] -無料記事-

 

[コメント]

GK 1 一森 純

「僕が勝ち取ったものではないけど、ユニフォームの袖にはゴールドのワッペンがついていた。マリノスに来た当初はそれにふさわしくない人間だと思っていた。でもみんなに支えられてここまでやってくることができた。

 

 

ガンバの時と見比べてもらえばわかると思うけど、構えひとつとっても全然違うと思う。みんなで練習からやってきて成長できて、それを試合で少しは出せたと思う。ケヴィンにもすごくプッシュしてもらって、使い続けてもらった。だからこそタイトルを獲りたかった。充実していたけど悔しさが残るシーズンだった」

 

 

FW 23 宮市 亮

「ケヴィンを勝って送り出せてよかった。最後の試合というよりも、今までやってきたことをやろうと話していた。しっかりと3-0で勝ててよかった。常に自分たちにフォーカスすることをやってきて、それは就任した時から変わらなかった。そこは浸透したと思う。僕は怪我をした時からコミュニケーションを取ってもらって、復帰してからも起用法をしっかりと考えてくれた。すごく感謝している。優勝したかったのがみんなの思い。でも最後勝ててよかった」

 

 

 

 

DF 33 角田 涼太朗

「突破の条件は頭の中に入っていたけど、それ以上に自分たちのサッカーを出すことを考えていた。まずは失点しないでゲームを安定させることを考えていた。特にACLはカウンターに泣く試合が多かったので、攻めている時のリスク管理は自分やエドゥを中心にうまくできたと思う。

 

 

(1点目の縦パスについて)ボールを持っていたけどゴールを奪えなかった中で、自分のパスから得点を奪えたのはポジティブだった。チームとしても前半のラストに1点取れたのは、試合を進める上で大きかった。

(2点目の起点について)ボールを動かしながらどこかが空いてくるのはわかっていたし、そこをしっかり見れてよかった。前の選手はクオリティが高いので、そこまでボールを運べれば信頼できる。自分たちが点を取るにつれて相手が前へ出てくるのはわかっていたけど、予測や集中を最後まで続けられたのはよかった。

 

 

(シーズンを振り返って)苦しいことのほうが多かったし、悔しいことのほうが多かった。それでもこのチームのためにという思いだけでここまでやってこれた。顎を骨折して、本当だったら今日の試合を目指すという話だった。でも少しでもチームに貢献したいという思いが自分を動かしてくれた。リーグでは優勝がなくなってしまったけど、それでもこのチームとこの仲間と戦える時間を大切にしたかった。本当にこのチームのおかげで自分はここまでプレーできた」

 

 

DF 27 松原 健

「最後負けて終わるより、しっかりと突破を決めて、マリノスらしいサッカーができた。バックパスは意図あるバックパスだった。相手を引き出すような感じのバックパスで、しっかり前を意識してプレーできた。0-0でも焦れることはなかったし、今シーズン同じような経験を何度もしてきた。微調整しながら、相手の空いているところは見えて来ていた。それに前の3枚は今日すごく気合いが入っていた。そこでしっかり剥がせていたし、一気にチャンスになる。それを信じて自分を裏に抜けていた部分もあった。でも今年は総じて悔しい。タイトルを獲れなくて、スーパーカップを除くと無冠で終わってしまった。でもチャンスは少なからずあったので、そこは自分たちの実力が足りなかった。怪我人が多かったから仕方ないと言われるかもしれないけど、だからこそ出ている選手が頑張って怪我人にシャーレを掲げさせたかったという気持ちがある。そこに対して悔しさがある。

 

 

(来年の目標は)タイトル。オレたちには獲れる力が間違いなくある。自分たちのサッカーにフォーカスして、より完成度を上げていきたい」

 

 

 

 

DF 25 吉尾 海夏

「いろいろなことが起きたシーズンで、いろいろなことを経験できた1年だった。今までで一番濃いシーズンだった。選手としての幅も広がったことを実感できた。

 

 

 

でもピッチに立っているからこそ悔しさがあって、タイトルを獲りたかった。今まで以上にタイトルを獲りたいと感じた。この悔しさを来シーズンにぶつけたい。来年の目標は奪還。タイトルです」

 

 

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