満を持しての飯倉チャレンジで連敗回避へ。 背番号21がチームのリズムと空気を変える! [J14節 G大阪戦プレビュー]
西村やマルコスにかかる期待
暗転したアルビレックス新潟戦の後半戦を経て、リバウンドメンタリティが求められる一戦だ。
今週半ば、指揮官は厳しい表情で言った。
「(新潟戦の)後半45分間については自分たちのレベルのサッカーができなかった。高いものを求めているからこそ、できた時の喜びがある。自分たちは引き続きそれを求めていく」
原因は相手ではなく、自分たちに求めたい。チャンピオンチームに対して相手チームが策を講じてくるのは当然のこと。警戒の網を打破するにはクオリティを上げるしかない。高い位置からプレスを仕掛けてくるならば、いなすようなボールの動かし方が必要だろう。反対に、後半の新潟のようにやや構えてくるならば、相手を引き付けるくらいの余裕がほしい。
いずれにせよ方向性を大きく変えることはない。チーム全体でボールを動かし、ミドルゾーンを経てスピードアップしながらアタッキングエリアへ入っていく。好調のヤン・マテウスはフィニッシャーとしても重要な存在になりつつある。
快活なパフォーマンスを求めたいのは、西村拓真だ。新潟戦では全体的に精彩を欠いた印象があり、失点時の緩慢な対応も気になった。多くのタスクをこなそうとして本来の良さを失ってしまっては意味がない。本能的なところに良さがある選手で、難しく考えずにプレーすべきだろう。
もちろんマルコス・ジュニオールという選択肢もある。ボールの狩り場になってしまうリスクもはらむが、一度突破してしまえば前方には大きなスペースが広がっている。ピッチに立った際には、背番号10の本領発揮に期待したい。
水曜日の紅白戦ではトップ下だけでなく、さまざまなポジションを入れ替えながら競争原理を活性化させた。ボランチに喜田拓也が復帰する可能性もあり、そのほかのポジションもスタメン候補は多数いる。選ばれた選手は100%以上のエネルギーを発揮し、チームのために戦う姿勢が求められる。
「GKには「(飯倉)大樹が入ることになる」(マスカット監督)
間違いなくメンバーチェンジがあるのはゴールマウスを守るGKだ。
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