大型連休を本当の意味での黄金週間に。 神戸撃破の勢いで上位陣からの連勝を狙う [J10節 名古屋戦プレビュー]
ここまでわずか5失点で1敗のみの名古屋
今季の名古屋グランパスは長谷川健太監督の作るチームらしい仕上がりになっている。かつて清水エスパルス、ガンバ大阪、FC東京で好成績を収めてきた手腕をいかんなく発揮し、2シーズン目の指揮を迎えて完成度が高まっている。
ここまで5失点はリーグ最少。1敗に踏みとどまっているのも名古屋だけで、2位につけているのも納得の数字だ。
最後尾を守るのはリーグ屈指のシュートストッパーであるランゲラック。最終ラインは中谷進之介を中心に3枚で形成し、その前には危機察知能力とボール奪取能力に優れる米本拓司と稲垣祥が防波堤を築く。サイドには泥臭く汗をかける森下龍矢らを配し、前線にはキャスパー・ユンカーとマテウス・カストロ、永井謙佑の強力3トップがいる。
名前とシステムを見ていくだけでスタイルが目に浮かぶ。屈強な守備から前線の個を生かしたサッカーは非常に手強く、言うまでもなく先制点が試合の行方を大きく左右するだろう。
マリノスとしてはG.Wの幕開けをホームゲームでの勝利で飾りたい。当日は家族で楽しめる『F・マリノスキッズスタジアム』を開催し、無料で遊べる遊具やF・マリノス特別装飾のマリノストレインなどイベントが盛りだくさんだ。
試合前後やハーフタイムにさまざまな仕掛けが用意されているのだから、試合本番も気合い十分だろう。ケヴィン・マスカット監督は「ボールを持っていれば守備をしなくてもいい。自分たちを信じてやっていくことが大事」と普段通りの攻撃姿勢を強調した。
首位のヴィッセル神戸を撃破した勢いで上位陣からの連勝を狙い、大型連休を本当の意味での黄金週間にしたい。
試合の行方を左右するポイントは……
神戸戦でのパフォーマンスを見るかぎり、先発に大きく手を加える理由は見当たらない。特に今週はミッドウィーク開催の試合もなかったため、十分な調整時間を設けることができた。週の前半を別メニュー調整で過ごした水沼宏太や角田涼太朗も問題なくスタメン出場できるだろう。
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