「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

スタメンは大勝した前節の顔ぶれを中心に。 このチームにアンタッチャブルはいないし、マリノスはアンタッチャブルを作らない [J8節 湘南戦プレビュー]

 

離脱選手は小池龍太、植中朝日、宮市亮の3選手のみ

 

セレッソ大阪戦の黒星は次に戦う試合の重要度を高めた。タイトルを目指す上で、公式戦連敗やリーグ戦連敗は避けたいからだ。そしてマリノスはしっかりリバウンドメンタリティと層の厚さを見せた。

水曜日の北海道コンサドーレ札幌戦では、いわゆるカップ戦メンバーが躍動。セレッソ戦から先発を総入れ替えして臨んでもスタイルをしっかり体現し、2-1の勝利を収めた。

 

札幌戦

 

土曜日には横浜FCをホームに迎え、5-0と完全撃破。前線の選手たちが圧倒的な破壊力を見せつけ、守ってはGK一森純を中心に集中力高くプレーした。

 

横浜FC戦

 

ケヴィン・マスカット監督も少なからず手ごたえを感じている様子で、先週の戦いを振り返りながら力強く頷いた。

「その2試合でほとんどの選手を起用して、自分たちがどの位置にいるか選手たち一人ひとりが感じたと思う。安心できる部分はひとつもないし、ポジション争いはより激しくなった」

 

 

離脱しているのは小池龍太と植中朝日、そして個別調整に戻った宮市亮の3選手のみ。いずれも重要なピースで痛手に違いないが、それでもすべてのポジションに2選手ずつ用意できる編成になっている。

ならば明日の先発は横浜FC戦のメンバーが中心になるのが当然の流れか。その試合を体調不良で欠場したエドゥアルドや西村拓真は実力と実績を兼ね備えた選手ではあるものの、チームとしての流れを無視するわけにはいかない。

それだけレベル高くポジションを争っているチームである。誤解を恐れず言えば、負傷や体調不良といった要素は“隙”になりかねない。指揮官が言うように「安心できる部分はひとつもない」。このチームにアンタッチャブルはいないし、マリノスはアンタッチャブルを作らない。

日本代表選手や昨季のリーグ優秀選手でさえも安泰ではない。強さの根源を成すひとつである。

 

 

水沼宏太と山根陸の連係向上に期待

 

右サイドバックは山根陸の先発継続だろう。

 

ヨコエク

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