「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「残り5試合、自分がフルパワーでチームのために走れるように少し欠場したけど、自分というよりはチームに信頼を置いているからこそこういう決断ができた」(小池龍太)他 [練習コメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

――この中断期間をどのように過ごしてきた?

「まだ中断期間の2週間は終わっていないが、この時間を使って自分たちがやろうとしているサッカーをどうやって伸ばしていくかの部分と、選手のコンディションとリカバリーに重点を置いてやっている。ここまでいい形でできているし、小池龍太と西村拓真も部分合流だが戻ってきたので、引き続き試合に向けて準備していきたい」

 

――小池龍太選手と西村選手は名古屋戦に間に合う?

「この段階で判断するのはちょっと早いかなと、自分は思う。次の名古屋戦まで準備時間がまだ3日ある。ふたりに聞いてもらうのが一番早いと思うが、彼らは自信を持って準備している。誰を起用するのか、自分はしっかり見極めていきたい」

 

 

――8月は未勝利に終わったが、9月は3勝2分だった。その結果と要因をどのように考えている?

「8月の結果は、もちろん結果として受け止めないといけないし、なぜああいった形になってしまったのかを分析しないといけない。9月は9月で自分たちが何をしなければいけないのかをしっかり分析して戦えたし、一番違いを感じたのは内容よりもフィジカル的な部分だと思っている。9月は強く戦えたと思う」

 

――優勝に向けて残り5試合をどのように戦っていく?

「自分は名古屋戦に集中している。あと何試合ということはまったく頭に入れていないし、日程のことも、どのチームといつ対戦するのかも、まったく頭にない。とにかく名古屋戦で自分たちのパフォーマンスを見せることが大事だし、それができた時に結果がついてくる。パフォーマンスの部分をどれだけ準備できるかが鍵だと思う」

 

――試合前、スタジアム周辺を散歩している様子を見た。ルーティーンやどのようなことを考えているのか、聞かせてほしい。

「すべての準備をしていく中で試合直前まで来たということで、ようやく自分の時間ができた。その時間を使ってメンタル的な準備と、試合の中で起こりうるであろう予測を考えながら歩いていたりする。ルーティーンというルーティーンはない」

 

――アウェイ遠征では試合当日にランニングしているようだが、その理由は?

「ふたつの意味がある。まず自分の健康面の維持。それと週のほとんどはサッカーのことや準備について考えることが多く、ようやく試合の日だけはほかのことを考える時間がある。ホームゲームでもチームの集合前に走ったりするし、アウェイでもランニングしている。走りながら考える時間ができるということでそうやって過ごしている」

 

DF 25 小池 龍太

――名古屋戦に向けてチームとして、個人としてどのような準備をしてきた?

「まず連戦が続いていたということで、頭と体をリフレッシュさせて、それと取り組んできたことの確認だった。残り5試合で自分たちの力を出し切って、マリノスのサッカーをやり切って、結果だけでなく内容を求めていく。それはシーズンを通して突き詰めてやれているところだと思う」

 

 

――今節の結果次第で優勝に王手がかかるかもしれない。現在の心境は?

「そこについては選手や監督、というか誰も言葉を発していない。もちろん優勝したいと思っているけど、とにかく残りの試合を全部勝つ。自分たちが積める勝ち点15を取り切って優勝したい。他力で決まるというよりは、自分たちが獲ったということになるように中断期間を過ごしていた」

 

――福岡戦が終わってから離脱していたが、現在の状態は?

 

ヨコエク

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