今日からケヴィン・マスカット新監督が合流。 リーグ戦再開と同時に新たな章がスタートする [J6節G大阪戦プレビュー]
2つのカップ戦敗退と引き換えに得た目標
マリノスにとって約1ヵ月ぶりにリーグ戦が再開する。
中断前、チームはアンジェ・ポステコグルー前監督の退任に少なからず揺れた。暫定的に指揮を執った松永英機監督の言葉を借りるならば「アンジェ監督が退任した後の反動はたしかにあったと思う。大事な人がいなくなってここ頃にポッカリと穴が開いてしまうような反動」である。
その影響と断定することはできないが、結果的に天皇杯とルヴァンカップという二つのコンペティションから姿を消すことに。スタイルや方向性が結果だけに左右されてはいけないとはいえ、結果が出なければ信じられるものも信じられなくなる。そういった意味でマリノスは岐路に立たされていた。
ただ、リーグ戦に関してはそこから4連勝を飾る。2つのカップ戦が終焉を迎えたことで選手たちの心に火が付いたのか、あるいはターゲットが一本化されたメリットなのか。
「みんなの精神的な部分をもう一度整理して向かうべき目標に向かうことが大事で、そういった意味でメンタル的な整理整頓を最初にできた。一人ひとりは辛かったと思うが、しっかり切り替えてプロ選手としての使命をあらためて感じ取って立ち直ってくれたことが一番大きかった」(松永監督)
タイトルを失ったことが良かったとは絶対に言えない。でも何かを失ったから得られたものがあったことも事実。松永監督をはじめ、ジョン・ハッチンソンヘッドコーチやショーン・オントンコーチらスタッフが一致団結し、それぞれの役割を全うした結果だろう。
7月下旬には南国・宮崎で充実のキャンプを行った。そしてバトンはケヴィン・マスカット新監督の手に渡った。
ケヴィン・マスカット新監督とともに
7月21日に来日したマスカット監督がチームに合流したのは今日5日だ。14日間の待機期間を経て、なんとかリーグ戦再開に間に合った形である。
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