京都戦快勝を経て、5連戦の5試合目へ。 エウベル、喜田拓也が無理をする道理はない [J16節 磐田戦プレビュー]
リスクを最小限にとどめる采配
5連戦の終着駅を迎える。
ここ数試合を振り返ると、浦和レッズ戦を悔しい引き分けで終え、アビスパ福岡にはアンデルソン・ロペスの一発退場とともに惜敗した。
暗雲立ち込めた感は否めなかったが、ホームゲームの京都サンガF.C.戦をほぼパーフェクトな内容で勝利。小池龍太と松原健の両サイドバックが印象深いゴールを決めてくれた。チームは悪い流れを一掃し、再び上昇気流に乗っていくためのきっかけを掴んだ。
次なる相手はジュビロ磐田。気温上昇とともにコンディションに及ぼす影響も大きくなってくる時期だ。水沼宏太は「心も体も疲弊してくる中で迎えるのは大変な部分もある」と連戦の難しさを語った。まずは京都戦からの中3日でどれだけリカバリーできているかがポイントになる。
とはいえ、この試合が終わると6月18日までリーグ戦が組まれていない。天皇杯2回戦こそ6月1日にあるが、リーグ戦は代表ウィークを挟むため中断期間に入る。勝って約3週間を過ごすために、余力を残すことなくすべてを出し尽くす。
過去の連戦対応通り、この試合でもそれなりの先発変更があるだろう。とにかくケガを避けるために、そのリスクを最小限にとどめる。だから対戦相手を鑑みた戦術的なメンバー変更よりも、まずはコンディショニングを重要視した采配を振るう。
アンジェ・ポステコグルー監督とケヴィン・マスカット監督の最大の違いだ。
ロペス不在の解決策は
先週前半の時点で部分合流していたエウベルだが、ここで無理をさせる可能性は低い。ここ数試合のウイングは水沼宏太、仲川輝人、宮市亮の3選手をローテーションさせ、若い吉尾海夏や樺山諒乃介という選択肢も加えながらやり繰りしている。明日の磐田戦も同様だろう。
気がかりなのは、京都戦の後半にプレー続行不可能となった喜田拓也の状態だ。
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