(チアゴと前田、どちらの足が速い?) 「オレが一番速い」 (一番敵にしたくない選手は?)「テル。スピードをうまく使う賢さがある。敵にしたら厄介だろうね」 [チアゴ・マルチンス インタビュー(前編)]
【チアゴ・マルチンス選手インタビュー(前編)】
実施日:5月17日(月)
インタビュー・文:藤井 雅彦
チアゴ・マルチンス選手が満を持してヨコハマ・エクスプレスのロングインタビューに初登場だ。
前編の今回は、初来日した2018年夏から現在に至るまでを振り返り、F・マリノスで過ごした充実の時間について余すことなく語ってくれた。
あらかじめ募集したファン・サポーターからの質問にも本音で受け答えし、快足をウリにしている東京五輪世代選手との足の速さの比較については間髪入れずに「オレが一番速い」と一刀両断。
そして苦手な食べ物は、ネバネバが特徴のアレだった。

©Y.F.M
――チアゴ選手は2018年の夏に加入したので、もうすぐ3年が経ちます。日本でのサッカー生活と、それから私生活はエンジョイできていますか?
「サッカー選手として成長できていて、得たものもすごく多い。とても大きな幸せを感じているよ。プライベートを含めた人間的な部分でも成長できていると感じるし、日本に来て良かったと思っている。F・マリノスに加入したことは僕の人生の中で正しい選択だった」
――ここでさっそくサポーターからの質問です。
「日本での生活でいまだに慣れないことはありますか?」(ばるだのさん)
「すっかり慣れているし、問題なく生活できています。日本に初めて来た時からいろいろな人がサポートしてくれたおかげで順応するスピードも早かったと思う。奥さんが来日していなかった時期は寂しさや難しさがあったけど、今はそれも解消されて不自由なく過ごせているよ」
――日本食はいかがですか? 苦手なものはありますか?
「本当のことを話すと、納豆だけは喉を通らなかった(苦笑)。チャレンジした結果、申し訳ないけど無理だった。でも僕の両親や親戚、友人が来日した際には『食べたほうがいい』と積極的に伝えている(笑)。新加入選手にも勧めているよ。あとはわさびもちょっと厳しかったかな」
――チアゴ選手らしいです(笑)。サッカーに話を戻すと、加入した2018年は残留争いを戦い、2019年はリーグ優勝を達成。2020年は負傷や過密日程など難しいシーズンを過ごしました。あらためて振り返ってみていかがですか?
「まず2018年のことから話したい。僕が加入したタイミングは残留争いをしている難しい状況で、チームの雰囲気も少し重かった。僕個人としてはその中でもいろいろなことに慣れなければいけなくて、当時在籍していたウーゴやドゥシャンが親身になってサポートしてくれた。ただ当時は、奥さんが来日できていなかったので家に帰るとひとりで寂しい時間があった。それでもピッチ上でベストを尽くし、その結果としてなんとか残留できて良かったと思っている。
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