あえて一度休むことを選択した松原健。 数多くの歴史を知る選手が、プレーを正解に変えていく
異変はリーグ開幕前から目に見えないところで起きていた。
シーズン初公式戦のACLE上海申花戦に臨む時から、松原健は古傷を抱える右膝の痛みに気付いていた。マリノスに加入して今年で9シーズン目。責任感やプレッシャーを背負いながら過去8シーズンを戦い抜いた勤続疲労も原因のひとつだろう。
患部に鞭打って試合出場を続けた。しかし連戦で回復に時間を割くことができないまま、すぐに次の試合がやってくる。そこで3月4日のACLEラウンド16上海海港戦での先発を最後に、あえて一度休むことを選択した。
コンディショニングと向き合い、ホームゲームではスタンドから応援し、勝利を願った。右サイドバックにコンバートされた宮市亮が奮闘してマリノスが勝ったガンバ大阪戦後には「本当によかった。みんなが頑張ってくれたおかげ」と満面の笑み。チームを引っ張るリーダーグループのひとりとして、心の底からフォア・ザ・チームに徹した。
約1ヵ月の離脱を経て、ピッチに戻ってきたのは4月9日の川崎フロンターレ戦だった。
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