「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

最終ラインの編成に考える余地あり。 中3日でも先発変更せざるをえない可能性が浮上 [J12節 清水戦プレビュー]

 

フロンターレ戦は指標にすべき試合なのか??

 

先日の川崎フロンターレ戦で延期されていた未消化分の試合を戦ったと思ったら、今度はACLEファイナルステージ進出の影響でもともと来週以降に予定されていた試合を前倒して戦う。再び順位表は暫定になるわけだが、今度は他チームよりも1試合多く消化しているわけだから、状況によっては心中穏やかではいられない。7連戦の6戦目はそういった試合だ。

 

 

 

 

ここまでマリノスは10試合を戦い、リーグ最多タイの引き分け『5』。リーグ全体として引き分けが多いシーズンになっているのは、実力が拮抗していること、そしてポゼッション型のチームが減ってきている潮流と言えるだろう。シンプルかつタフでストロングなチームが増えている印象だ。

話をマリノスに戻すと、プレシーズンの段階から引き分けが多くなることは想定できた。スティーブ・ホーランド監督はそういった類のスタイルをチームに落とし込んできたのだから。0-01-1といったロースコアが増えるのも当然。セットプレーを含めた数少ないチャンスを決め切らなければ勝ち点3を手繰り寄せるのが難しくなる。

 

 

 

 

アビスパ福岡戦では、わずかシュート3本に終わった。遠野大弥の先制ゴールと天野純の左足、そして後半に渡辺皓太が放ったミドルシュート。シュート数だけで語るのは早計とはいえ、クラブとして目指している攻撃的サッカーには程遠い。

 

 

 

 

指揮官は3得点を奪い、数多くのチャンスを作った川崎フロンターレ戦をひとつの指標に掲げた。

「自分が目指す、求めている自分たちのサッカーは、振り返るとあの川崎戦だ。自分は川崎戦のプレーを継続してチームに落とし込んでいかなければいけない。本当に悔しい勝ち点1だったが、自分が見たかったものがそこにはたくさんあった」

 

 

 

 

相手のルーズな守備アクションに助けられた部分をどれだけ差し引いて考えるべきか。判断の難しいところだ。

 

 

 

メンバーをやり繰りが必要な一戦に

 

現状のベストメンバーを組んで今季2勝目を狙うが、前節からの変更は避けられないだろう。ここへきてアクシデントで入れ替わりが激しくなっている事実がある。

 

 

ヨコエク

(残り 920文字/全文: 1940文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ