このままベンチやメンバー外を受け入れるわけにはいかない。マリノスを勝たせるために、自身を奮い立たせる [練習レポート]
全体練習終了後、扇原貴宏はジョン・ハッチンソンヘッドコーチの指導の下、喜田拓也とともに丹念にパス練習を繰り返した。パス、トラップ、パス、トラップ、そしてパス。単純な動作ながら、自らをチューニングするようにゆっくりと、そして丁寧に。その様子に対して、数メートル先にいたアンジェ・ポステコグルー監督が腕組みしながら熱視線を送っていた。
大分トリニータ戦のメンバー18人を見て、自らの目を疑った人も多いだろう。扇原は先発から外れたどころか遠征メンバーからも外れた。コンディションやアクシデントの問題ではないことは本人と監督の両方が明らかにしており、その証拠に練習もしっかりこなせている。
5月15日の鹿島アントラーズ戦までリーグ戦全試合に先発してきた中盤の要だ。しかしながら本人曰く「鹿島戦で負けてちょっとリズムを崩したというのはある」。開幕戦以来となる黒星を喫しただけでなく、中盤の攻防でレオ・シルバや三竿健斗に後手を踏んだ感触があるという。
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