攻撃陣は軒並み好調を維持。オナイウ、前田、エウベルに加えて仲川も帰ってきた [J15節 柏戦プレビュー]
上を目指すならばリーグ戦での連敗は許されない
負けた次の試合が重要だ。タイトル獲得を目指し、川崎フロンターレの背中を追いかけたいのならば、連敗は絶対に許されない。
水曜日のルヴァンカップは素晴らしい内容で快勝した。チームはひとつの生き物で、文脈としてはリーグ戦とカップ戦は同じ線上にある。実際にアンジェ・ポステコグルー監督が「この前のJリーグで悔しい思いをして負けて、選手たちはそこから学んだことをピッチ上で表現してくれた」と語ったとおりである。
しかし、である。リーグ戦はリーグ戦であることもまた事実。チームとして公式戦での連敗はすでに回避したが、明日の試合に敗れてしまえばリーグ戦2連敗になってしまう。本来的にはこういった類の指摘も雑音で、だからこそ結果でねじ伏せてほしいと強く願う。
その試合に向けてだが、対戦相手はあまり関係ない。柏レイソルは現在3連敗中で、順位も15位と苦しんでいる。お世辞にも状態が良いチームとは言えないわけだが、もはやどうでもいい。
「連敗はもちろんできないので、内容よりも結果にこだわってやっていきたい」(前田大然)
マリノスがマリノスらしくプレーし、勝ち点3という結果で前節のショックを払拭する。この試合に向けたテーマは明確だ。
ゴールマウスを守る人選に注目
ポステコグルー監督はそのための11人を選ぶことになる。
注目はGKの人選だろう。前節まで高丘陽平は8試合連続で先発していたが、周知の通り鹿島戦では大きなミスから失点の原因を作ってしまった。精神的なショックがゼロとはさすがに言えないだろう。
水曜日のルヴァンカップ清水戦では梶川裕嗣が先発し、立ち上がりにセットプレーから失点した以外は安定したパフォーマンスを披露した。その試合に限らず最近の梶川は高水準で良いプレーを見せている。もともと持っている能力も高丘と遜色ないため、ここで梶川起用に踏み切ったとしても安心してゴールマウスを任せられる選手だ。
それを踏まえた上で、指揮官はどちらを選択するか。
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