Jリーグ開幕戦のメンバーは、ACLで2連勝した流れを素直に汲む采配が濃厚。変化があるとすればGKか [リーグ1節 G大阪戦プレビュー]
2020シーズンのJリーグがいよいよ開幕する。
1年前の今頃はすこぶる下馬評が低く、誤解を恐れず言えば周囲の期待値は低かった。その開幕戦でガンバ大阪をアウェイで撃破し、優勝への道がスタート。紆余曲折を経て、15年ぶりの優勝を手にした。
今年は違う。堂々の本命として迎えるシーズンだ。実際にマリノスを優勝候補に推す声はとても多い。昨季終盤の勢いと2連勝したACLの内容がその理由で、優勝メンバーがほとんど残留しているチームのレベルは間違いなくリーグ上位。いろいろなことが不確定だった1年前とは、状況がまったく異なる。
立場としては受けて立つことになるのかもしれないが、選手たちの意識は常にチャレンジャーだ。
「去年は去年で終わったこと。リーグチャンピオンになれたことは自信になっているけど、今年はまたフラットな状態でスタートする。優勝したことを意識して戦うのではなく、目の前の1試合の勝利に執着して、勝ち点3を積み上げていきたい」
そう話す松原健の表情に、油断や慢心の色は一切ない。
ガンバ大阪には優れたタレントが数多くいる。特に前線の選手のポテンシャルはリーグ随一で、特に宇佐美貴史や小野瀬康介には注意が必要だろう。もちろんアデミウソンや渡邉千真といった元マリノス勢にも気をつけたい。
とはいえマリノスは自分たちのサッカーを貫くのみ。攻守ともにハードワークし、アグレッシブにゴールを狙う。指揮官が忌み嫌う消極的なプレーではなく、あくまでも前方向へのプレーを増やして圧倒したい。
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